サガン -悲しみよ こんにちは-の評価
サガン -悲しみよ こんにちは-の感想
金が唸るほど有り、心は空っぽ、サガンが売れれば売れるほど人生が荒廃した事実
2008年の作品監督 ディアーヌ・キュリス1954年、フランソワーズ・コワレーズ(=サガン)は18歳で小説「悲しみよこんにちは」を出版し、ベストセラー作家で莫大な富と名声を得る。この映画は「悪い友達とつるむと、ろくなことはない」と言うことを教えてくれるありがたいお話です。フランスに興味があったり、サガンを読んだ事が在る人は、見なくてはいけない作品です。そして金が無いフランス映画の特徴ですが、震えが来るほど、主人公を演ずる女優は、サガンそのものに見えるのです。フランスの当時の風景や家の中の内装が、実に良く描いてあり、簡単なスラックスとシャツのギャルソンルックが実に新しく見えます。