南極物語の評価
南極物語についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
南極物語の感想
極寒の世界での強い生命
これは実際に南極探検で起こった出来事を元に映画化された物語です。探検隊の事情により現地に取り残されることとなったタロとジロの二匹の犬。極寒の地で十分な餌もなく、設備もないというのに、人間の事情で置き去りです。一年後にようやくまた南極を訪れることができるようになりますが、そこは相手は動物です。大切にしていたといっても無情に置き去りにして野生に帰っています。果たして再会したとこで自分らを認識できるか……これが基本的な物語になりますが、ただの人間と動物の交流ではなく、犬を生命あるものとして対等に見るような視点が物語をすばらしいものにしたと思います。実際に南極で撮影したというだけあって、シーンもかなり迫力がありますし、当時のものとしては上出来だと思います。