疑惑のあらすじ/作品解説

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疑惑

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疑惑のあらすじ・作品解説

松本清張原作の同名小説を本人が脚色し脚本化、「砂の器」「張り込み」など多くの松本清張作品を手がける野村芳太郎が監督を務めた、1982年公開の日本のサスペンス映画。 前科4犯の悪女鬼塚球磨子は、酒造の老舗蔵元の当主白川福太郎と周囲の反対を押し切って再婚、保険金目当てで殺害したとして逮捕される。が、その悪女っぷりになかなか弁護人が決まらず、最終的にエリートで高潔だがバツイチの女弁護士佐原律子がその任に就く。真逆の人生を歩んできた2人の相性は最悪だったが、佐原はそのプライドをかけ、いけ好かない女球磨子を弁護することになるが…。 見せ場は何より2大女優の対決。球磨子を演じた桃井かおりの悪女っぷりは伝説級で、対する高潔さを鼻にかけた女弁護士佐原を演じた岩下志麻も違った意味で最悪な女である。彼女の完全無欠のエリート意識が徐々に破壊されていく様はどこか清々しさすら感じさせる逸品。球磨子の男豊崎を鹿賀丈史、ママベルを山田五十鈴、福太郎を中谷昇。他に柄本明、真野響子、三木のり平、森田健作など。

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