微糖ロリポップのあらすじ・作品解説
微糖ロリポップは、集英社が出版する漫画雑誌のCookieにおいて2006年に掲載されていた作品である。作者は池谷理香子であり、りぼんマスコットコミックスクッキーから全7巻が発行されている。 高校二年生の主人公後藤円は、宝くじで高額当選したことで医者になる決意をした両親の意向で親元を離れ、父親の知り合いの麻木家を拠点にして生活することを強いられる。麻木家には知世という中学二年生の男の子がおり、教育に厳しい母親と生活をしていたが、母親との確執で悩む知世は、人目を盗んで夜な夜な円が生活する離れの部屋で交流する機会が増え、やがて円に告白して付き合うことになる。一方で、円のクラスメートの小野渡は、円の母親である留美子と恋仲にあったが、円は知世と付き合っている中でも、渡を意識して心が揺れ動く。年下の彼氏と同級生の間で揺れ動く恋愛心理や、両親の事情に振り回されるドタバタ劇、渡の子持ち騒動などをコミカルに描いている。
