八つ墓村のあらすじ・作品解説
1977年公開の日本のミステリー映画で、横溝正史の同名小説の2度目の映画化作品で、監督は「鬼畜」「砂の器」「張込み」の野村芳太郎。 新聞の尋ね人で自分の名を見た寺田辰弥は、祖父と名乗る井川丑松に会い本人だと確認されるが、彼は突然苦しみ死亡する。 驚く彼を、八つ墓村の多治見家へ案内したのは親戚筋という森美也子であった。彼女によれば、そこは彼の生家で、大資産家多治見家の跡取りとして戻れというが、村の名のいわれでもある落ち武者の祟りは辰弥の実父要蔵を大量殺人に駆り立て、彼を待っていたかのように再び殺人事件が起き始めたため、変わり者の私立探偵金田一耕助が呼ばれるが…。 金田一を「男はつらいよ」の渥美清が演じ人情派のキャラとなっている。多治見要蔵役「天国と地獄」「お葬式」の山崎務が奇怪な出で立ちで殺戮する姿は衝撃的で、辰弥を「傷だらけの天使」(TV)の萩原健一、美也子を「女ねずみ小僧」シリーズ(TV)の小川眞由美が演じている。他に山本陽子、市原悦子、中野良子なども主要人物で出演している。
