シックス・センスの感想一覧
映画「シックス・センス」についての感想が19件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
マルコムとコールの苦悩を描いた作品
この作品はあまり予備知識を入れずに観た方がいいです。精神科医のマルコム、以前自分が観ていた患者に撃たれます。そしてその後、彼はまた普通の生活に戻れるためにとリハビリをして復帰後最初に出会ったのがコールでした。コールは死者が見える第六感の持ち主。しかしそれを公にすることはできませんでした。母にも相談ができず一人で悩んでいる時にマルコムに出会うのです。コールはマルコムに死者が見えることを告げ、その悩みから解放されたいと打ち明けるのですが、ひょんなことで彼の気持ちは晴れ、母にも相談をすることになります。一方のマルコムは妻との会話ができず彼も悩んでいる…のですがここら辺から異変に気付く人もいるかもしれません。私は妻とのすれ違いあたりで結末に気づいてしまいました。早く気づいたせいで「衝撃的結末」とは感じることはできませんでしたが、作品としては面白かったです。
切ない雰囲気の漂う心霊ホラー
M・ナイト・シャマラン監督による、ミステリーホラーといった感じの映画で、第6感を持つ8才の少年の役でハーレイ・ジョエル・オスメント、その少年に小児精神科医として接する役でブルース・ウィリスなどが出演しています。見たくもないものが見えてしまうという特殊な感覚を持ってしまった故に遭遇する恐怖や孤独感など、子役の演技にもよく出ていて、全体的に切ない空気が漂っていたような気がします。霊の雰囲気は変な派手さはなく、ある程度自然な感じだったのでそこも良かったと思います。丁寧に撮られている印象で、ストーリーにも入り込んで観ることができましたね。ラストの衝撃度は1度きりでしょうが、それを知りつつも再度観てみたら、また違った感覚で観れる映画かも知れません。
素直に騙された
ラストがとにかく衝撃。全然分からなかったし、すぐには飲み込めなかったし、もう一度最初から見ないと納得できなかった。ブルース・ウィリスも好きだし、ハーレイ・ジョエル・オスメントくんが出演していて話題作なのは知っていたけれど最初は見る気がしなかった。ホラーが苦手だから。けれど先に見た友人から「ホラーだけじゃない」と強く勧められて鑑賞。確かに脚本が綿密に作り上げられており、ホラー要素を感じる間もなくストーリーに没頭できた。ハリウッド映画、尚且つブルース・ウィリスが出演している映画というと、大規模な爆発シーンが売りな作品が多いのでこの展開は意外だった。けれどいい意味で裏切られて、ラストには衝撃の展開が準備されている。2回は見て欲しい。
思わぬ展開
これはすごかったです。思わぬ展開にあっと驚くことは絶対です。登場する人物すべてが芸達者なのでしょうか。映画後半で、ひとつひとつの場面について解説していくような展開で、え、こういうことだったのかとびっくりしてしまいました。霊がみえる、とかいうとオカルトだったりとか怖い方面ばかりがクローズアップされてしまいがちですが、この作品は観た後に、なんだかほっこりとするような温かい気がしてきます。こういう霊の扱い方が本来は正しいというか、そういうものなんでしょうね。怖がりの私が観ても楽しめたので、霊ときくと全く受け付けないという人にもおススメできます。でも、どうしてもダメという人は、結構はっきりと出てくるので気をつけたほうがいいかもしれません。
恐怖と切なさ
なんていうんだろう。外国の幽霊にしてはすごく怖かった気がします。 「わあ~」みたいな感じではなく、「ゾッ」とする怖さで、今まで観た映画の中でもかなり上位に来るヒット感です。 シャマラン監督・・・これで力尽きちゃったのかなあと独り言をいいたくなるくらい、この映画はよくできています。 最後のドンデン返しも、最後の最後まで気づかせなかったっていうのはすごいと思います。 このお話は、恐怖感も強いんだけど、何というか人間の心の問題に一番のスポットを当てているきがします。 辛いことがあった時、自分ではどうしようもない苦境に立たされた時、どういう風に生きればいいか、どう乗り越えればいいか、考えさせられる作品です。 子役の彼が、うますぎて、というか役が合いすぎて感心してしまいました。 ブルース・ウィリスといいコンビで、この二人だからこその、この作品て感じがします。
マルコムは成仏できたのでしょうか?
精神科医のマルコムは自宅に侵入したかつての患者に撃たれ倒れてしまう。リハビリし仕事復帰したマルコムは特殊な能力をもつ少年コールを担当する事になる。コールがもつ特殊な能力というのは死んだ人間が見えるというもの。その能力のせいでコールは周りから気味悪がられていてヒトリで行動する事が多かった。マルコムはコールの治療を続けコールがその特殊な能力と上手く付き合っていける様に環境をととのえ治療は終わったが……ラストを知ってからもう一度みかえしてみたらココはどうなってるんだろう?という風なシーンがいくつかあります。マルコムがどんな風に解釈して生きてると勘違いしたんだろうと考えるのも結構楽しかったりします
ネタバレも気にしない!
「実は死んでるんだよね」という中途半端なネタバレ後にみました。「誰が」というのを聞かなかったのが不幸中の幸いで、見事に予想を裏切られ、楽しめたと思います。不思議なものが見えてしまう、コール少年が母親に告白するシーン。不安をこらえながら、一生懸命母親に伝えようとするシーンは、泣けました。ハリウッドのホラー映画というと、「びっくりさせとけば、いいんじゃん?!」という印象しかありませんでしたが、ホラーのようなサスペンスのような、見ごたえある作品だと思います。最後まで見て、結論を知った後も何度か見ましたが、その証拠となる場面を逆に楽しめる、不思議な映画でした。
驚きのラスト
最初に映画を見た時には、ラストに本当に衝撃を受けました。もうとにかくビックリしました。2回目に映画を見た時には、あのラストを踏まえて見てみました。「おぉー、なるほど」と感心しました。この映画は一度見ると、もう一度見たくなる映画です。私はポルターガイストのような幽霊物の映画を見たくて見たのですが、これは実はそういう映画ではなかったのではないかと思います。小児科精神科医の主人公、幽霊が見えるという患者の男の子。二人の交流というか、二人の心の癒しというか、とにかくヒューマンドラマをみたような気持ちになりました。そういう意味では何度見ても良い映画だと思います。少年が母親に真実を打ち明けるシーンはじ~んときました。
友人にオチを言われてからみた映画
オチを知ってからみたのでココの演技難しかっただろうな…って感じで見ていました。精神科医のマルコムとその奥さんとの結婚記念日に毎年レストランで食事をしていた様で奥さんは亡きマルコムとの思い出に浸りながら1人で食事をしていた。そこへマルコム(死んでる)が仕事で遅れてやってくるそうすると奥さんが「結婚記念日おめでとう」と席を立つマルコム的には皮肉を言われた様に感じているだろうけど奥さんは悲しみを乗り越える気持ちで言ったのだろう。こんな風にいうとすごく安っぽくなってしまって申し訳ないのだがアンジャッシュのすれ違いコントの様だった。オチを知らずともジワジワこいつ死んでるなーってわかる様な感じに出来ていてこれがつまり私の「第6感」とかふざけた事思ってる人結構いたと思います
結構好きかも♪
ただのホラーだと思ったけど、ブルースウィルスが好きだったので見てみたような作品です。でも実際引き込まれちゃいました。良く考えてみれば、あーなるほどなぁって思えるのに、すっかり騙されてしまいましたね。騙されただけに、深いことを書けないもどかしさがありますが。私はこの映画は大好きです。ストーリーが良くできているし、色々な感情が起こります。人々の色々な感情がところどころに散りばめられていて、わかる!わかる!って思える辺りも共感がもてます。 第六感を持った少年との出会い、その人間としての付き合いの中で自分自身も今まで気づかなかった感情に出会う。とても切ない感動のストーリーです。
映画館で観ました
高校生の時、映画館で観ました。主人公が実は死んでるということを秘密にしといてね、という字幕が最初だか最後だかに出るので話題になった映画です。子役が可愛いので観に行って、最初はあんまり意味を理解できずにいて、途中で「あぁ!シックスセンスって幽霊見えるんだ」と気付き、後は「へー」という感じで終わってしまいました。面白くないわけでもなく、すごく面白いわけでもない映画です。でも子役の子が幽霊の気持ちを生きてる人間に伝えているシーンを観て、幽霊にも気持ちがあるんだなぁとしみじみ思ったのだけは覚えています。設定も見せ方そんなに悪くはないのに微妙な映画です。
驚愕の結末が待つ一作
優秀な小児科の精神科医の主人公が、その功績で表彰されるに至った時に過去の精神を病んでしまった患者に銃撃され負傷します。回復して再び診察するに至った子供は、霊を見る能力があり、そのために周りから変人扱いされていました。母子家庭で母や学校でもわだかまりがある子供と、事件以後に恋人とも上手くいかなくなった主人公の生活を絡めながらストーリーは進みます。子供は実際に霊を見ることで現実の事件解決などに関わり、精神科医も子供の言うことに真実味を持ち始め、最終的に結末を迎えて、両方の描かれていた問題が一つにまとまり解決されます。この部分が巧みな伏線であり、衝撃的であったためにこの一作は有名になったと言えるでしょう。プロットの巧さを鑑賞するためにも一度見て損はありません。
色々と残念な映画
劇場で観ていても、最初の方で「実は死んでいる」というネタがわかってしまう観客が大半だと思うのですが、それが解らない体にして話が進んでいくわけで、観ていて「死んでいたと思わせていて死んでなかったという話なのか」というような変な深読みの世界に入ってしまう人も多いと思います。しかし結局はそう言う展開も無く「やっぱりただ死んでいた」というので観ていて結構つらいものがある映画です。思い返せば「サイコ」を始めとしてこれ以前に実は死んでいたという仕掛けは、有名無名を問わず、様々な映画で使われている仕掛けで、別段衝撃的でも無いと思うのですが、今のパッケージでは、そういう売り方をしてしまっていて余計に残念な結果になっていると思います。
単調
個人的に好きな映画ですかね。やはり、この作品を語る上で脚本の巧みさは外せない。序盤から、不自然な出来事が続いてゆく。しかし、それらはいずれもラストを見終えたからこそ思えること。その、押し通せるか否かの微妙な域で押し通せる不自然さが、この作品を少しずつ、しかし確実に形成してゆく。二人が不器用に心を交し合うようになるまでの描写の細やかさは、普段ホラーが苦手な人にもぜひ見てみてほしいところ。主役二人の交流のほかにも、異能ゆえの少年の孤独や親子の絆、生死を越えてなお輝く夫婦愛…など人と人とのつながりの大切さが丁寧に描かれています。ストーリー、設定ともおもしろいんだけれど、全体に淡々と進み過ぎな感じ。よっぽど時間があるときでないと、イライラしそう。ラストは「ああそうなんだ」という感じで、納得アンド拍子抜け。なんだろう、この淡々としたテンポがこの映画らしさではあるのだけれど、やっぱり全体的に退屈な...この感想を読む
監督の神がかった唯一の作品といっても過言じゃない!
映画館に見に行ったのですが、その時は若くて理解出来なかったのですがDVDになって再度見て、何度も見て奥深くて興味深い作品だと分かりました。ホラー映画が私は苦手なので、そこまでホラーホラーしてないではないんだけど・・・十分驚かされますΣ(●o_O艸)恐怖感をあおる音楽とCGの映像演出が恐怖感を増幅させちゃいますね!!ですがこの映画はただ怖いだけではないんです!!実によく作り込まれたストーリーによって、見る者を引き込むおもしろさ、驚き、そして感動があります。癒す側だと思われていた精神科医が患者に癒されていき現実を受け止めていく姿はよいですよぉ!
かなり共感です。おすすめです
この映画には何度も見せられました。少年の感覚がCGやグラフィックでゴーストを上手く映し出しています。内容はたまに死者が見える少年がでてきますが、彼をサポートする児童心理学者が体験する「未知の世界」と、二人の交流がまたコミュニケーションしつつ保護するなどし、そして少年が自分の持っている第六感とどう向き合って生きていくのかを描いています。この作品の成功によって、M・ナイト・シャマランは一流監督と見なされるようになりました。少年は万10歳くらいの子で内容的にはとてもホラーに近いサスペンスです。まだ見ていない人にはかなりオススメ出来ます。ブルースウィルスの名演技にも注目!
衝撃のラスト!!?
とかいう煽り文句が多様し始めた時期の大作の一つです。いつも思うのですけど、「衝撃のラスト」って最初に言っちゃうのは絶対作品として損してると思います。わからないから衝撃なんであって、最後になにかくるぞ!って思わせるだけで途端に衝撃じゃなくなってしまいます。この作品、キャッチコピーが「衝撃のラストは誰にも話さないで下さい」だったんですけど、実は私、観てる途中でオチがわかってしまったんですよ。別にそれでおもしろさが半減したとかはなく、途中で気付けたおかげでそういう視点からじっくり初見で見入る事はできたんですけど、最後のオチを聞かされた時の感動というか驚きの分は、すごく損してるんだろうなあと残念に思いました。こういうキャッチコピーって、宣伝としてはすごく楽でいいんでしょうけど、もうちょっと考えてつけてほしいものですよね。特にネタバレしてませんが、衝撃のラストっていうのがそもそもネタバレなのでネ...この感想を読む
あっと驚くどんでん返し 霊を怖がらなくなる映画
人間の知らない、判らないという感情は不安となる。不安を感じ、恐ろしさというエッセンスが加わり恐怖になる。恐怖や不安を感じさせる対象を排除しようとする。タブーとされる事柄のベースは知らないことと言うのが定義。キリスト教では幽霊や残っている魂を認めていませんが、不思議にも「シックスセンス」はアメリカで作成されている。類似の映画では「ゴースト」も。実に日本的な宗教観で作品は作られている。死んだということを知らずに死ぬと魂がそこに留まり、成仏には生きている人の応援が必要とする風土で育った日本人が見たとき、すんなり納得できるストーリーだ。生きているのが辛いなと感じたときや、生きていくのは退屈だと感じたときに見たい。今という瞬間に感謝できる映画だ。
言わずもがなの名作
どんでん返しの結末映画としては有名すぎるこの作品。説明もいらないくらいに面白いです。小児精神科医の男が少年を見ることに。しかし、その少年は、死者が見れるという能力を持っています。そこに注目すべきなのですが、本編では様々な要因がありますので、私は気づくことはありませんでした。ホラーでもありますが、本質はそこではありません。ラストの結末に驚愕です。はっとさせられて、主人公と同じように、今までのことに納得し、そういうことだったのか、と感激を覚えました。こんなに衝撃を与えられた映画は始めてだったので、私の記憶の中では初めて映画って面白いと心から思えた作品でした。