CYBORGじいちゃんGのあらすじ・作品解説
CYBORGじいちゃんGは、1987年、1988年の2度の読み切りを経て1989年に週刊少年ジャンプに連載された小畑健の漫画である。後に「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」「バクマン。」など、数々のヒット作を生み出す小畑健の連載デビュー作であり、本作は「土方茂」のペンネームで連載していた。単行本は全4巻。 農業のために自ら「サイボーグじいちゃんG」として生まれ変ったた主人公・壊造時次郎(かいぞうときじろう)が、古くからの因縁を持つ科学者・社礼頭毒郎(しゃれこうべ どくろう)率いる悪の組織と戦う、少年漫画らしさ満載のギャグ作品である。時次郎と社礼頭の過去や家族の絆など、高齢ならではの悲哀など、ギャグの中にも随所にシリアスな要素が存在している。 単行本は長い間入手困難な状況が続いていたが、復刊を望む多数の声を受けて、2001年に全2巻の復刻版が発売、さらに2011年には文庫版が全2巻で発売され、根強い人気を誇っている。