夢のあらすじ・作品解説
黒澤明監督の後年作で、8編のオムニバス作品で構成される、1990年に公開された日・米合作映画。製作は黒沢久雄、製作総指揮はS・スピルバーグ、脚本は黒沢監督によるものである。CGなど特撮では「ゴジラ」など特撮映画で知られる演出補の本多猪四郎、特撮は「スター・ウォーズ」など特殊効果とVFXで知られるI.L.M.が参加している。衣装は「乱」のワダ・エミ、音楽は「影武者」の池辺晋一郎。 子供が狐の嫁入りを目撃する「日照り雨」、雛祭りの幻「桃畑」、雪女に遭遇する「雪あらし」、復員兵が小隊の亡霊に遭遇する「トンネル」、ゴッホの名画「アルルの跳ね橋」に入り込む「鴉」、原発により富士山が燃える「赤富士」、鬼と遭遇する「鬼哭」、そして、のどかな村で103歳の老人の葬列を見る「水車のある村」。 第1話に倍賞美津子、第2話に伊崎充則、建みさと、第3話に寺尾聰、原田美枝子、第4話に頭師佳孝、第5話にマーティン・スコセッシ、第6話に井川比佐志、根岸季衣、第7話にいかりや長介、第8話に笠智衆、常田富士男など。