逆境ナインの評価
逆境ナインについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
逆境ナインの感想
島本和彦のピーク!彼は魂を漫画に込めた!
1巻はどうでもいい1989年の連載開始時、サッカー漫画になる予定だった、という背景もあってか1巻は正直言って面白味が少ない。第一話の「廃部だっ!!」から「ここのスミにでっかい優勝旗を置きたいとはおもいませんかっ」という展開は見事でどんな漫画が始まるんだろう、という期待感がある。しかしメンバーがケガなどで脱落、日の出商戦不戦勝までの流れはただ勢いがあるだけで、連載時ですらどこかで見たようなネタも多くあまり笑えない。正直なところ不屈、月田、ハギワラ、サカキバラ、校長などの主要人物が出てくること、「逆境」の二文字、これだけ覚えてもらえればいい。たぶん島本氏も編集もこの時点で6巻の感動が生まれることなど考えてもいなかっただろう。 エンジンがかかってくる2巻テストで赤点を取って脱落するメンバーの穴埋めあたりからクドくウザいだけのキャラクターたちが生き生きと躍動し始める。ハギワラと「7人の侍」でシ...この感想を読む