ネバーエンディング・ストーリーの感想一覧
映画「ネバーエンディング・ストーリー」についての感想が6件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
子供の夢と葛藤
今でもあのテーマ曲を聞くと、胸を締め付けられるような懐かしさを感じる映画。テレビ放送される度に必ず見ていた。当時読書をする時もファンタジー物を好んでいた私には、冒険やファルコンには強い憧れがあったし、切ない要素でさえ輝かしいものに見えた。図書館に行って本を選ぶ時には、本の世界に入り込んでいくバスチアンのことを思い描いていたし、もしも自分だったら、と考えたことは少なくない。あの時はただただ、冒険や登場人物の容姿にばかり夢中になっていたけれど、今見たらもっと違う視点に気付けると思う。子供の夢と葛藤をファンタジーで表現した映画は、ずっと大切にしていきたい。
大好きな作品です!
ミヒャエル・エンデ原作のファンタジーの傑作、『果てしない物語』を映像化した作品。公開当時は賛否両論あったようですが、子供の頃に初めて観て以来、大好きな作品です。いじめられっ子のバスチアンが、古本屋で見つけた一冊の本。物語を読み進めていくうちに、本の世界に引き込まれてしまう・・・読書好きなら、誰でも一度は魅力のあるストーリーや登場人物に感情移入してしまう経験があると思います。勇敢なアトレーユ、囚われたお姫様、美しい異世界が当時の最新技術で、素晴らしい映像で展開されています。お話は王道のファンタジーですが、映画史に残る名作だと思います!子供の頃、ファルコンに乗ってみたかった~
めっちゃ金かかってる!
今みかえしても結構よく作られているな~と思う、あの当時めっちゃお金かかっただろうな~いじめられっ子の少年が古本屋で一冊の本と出会う。その本の内容は架空の国で冒険するような内容だった。少年はその本の世界の中に入っていくという風なストーリーなのですがまさにファンタジーです。夢物語が続いてとても心地の良い映画なのですがラストで一気に「現実とは…」みたいな感じになってしまって…またいじめられる生活に戻るというラストも嫌でしたが、仕返しをする様なラストだったので少しガッカリしてしまいました。あんな素敵な冒険をしたのにあんな解決の仕方がで良いのでしょうかね…ちょっと今でもひっかかります
名作です
子共の頃にあった映画ですが、ファンタジーの世界観でとてもワクワクしながら見ていましたね。当時CGも何もなかった時代によくあそこまで巨大ないきものを生き生きと登場させられたものだなと、今でも関心します。子共の頃の私には、登場する様々な空想のいきもの達がとても面白く写りました。大きな龍?や亀、ものすごいスピードで走るかたつむりなどなど、ファンタジー設定では現在の映画にも引けをとりません。ストーリーは決して明るい笑いのあるものではありません。主人公のアトレイユの苦難の冒険という感じです。そしてそのアトレイユの冒険が書かれた本をもうひとりの主人公のバスチャンが見ているという、面白い設定。本の世界と現実の世界がつながっているんですよね。
大人も楽しめるストーリー
いじめっ子集団から逃げ出して飛び込んだ先で見つけた不思議な本。その世界を通じて主人公は本の中の不思議な世界に誘われていくこととなります。屋根裏で読みふけっていたはずが物語の中に入っていった主人公は美しい少年アトレーユと知り合って二人で世界を救うために冒険を繰り広げます。巨人やなぞの王女と知り合ったり竜の手助けを受けたりしながらアトレーユとともに物語のクライマックスへと入り込んでいきます。あらすじだと単純なおとぎ話のようですが、骨格は児童向きに見えながら大人も十分に楽しめる作品です。映像表現も今から見れば少し古く見えるのは仕方ありませんが、作りこんであるのであまり気になりません。テーマ音楽は名曲ですし、アトレーユは子役でありながら端正な外見は魅力的です。楽しく痛快な面がありながら、背後に大人世界に通じる普遍的なテーマもひそませています。
子供向けですが、大人が引き込まれます。
ミヒャエル・エンデの世界観が好きで、楽しく見ることのできた映画です。ストーリーそのものはありがちなものだと思います。ですが、もともとの物語にミヒャエル・エンデの子供に向けた気遣いがたくさん詰まっているため、飽きずに楽しく、最後までわくわくと見ることができると思います。どんな子供にも、自分にしかできない役割がある、と実感してもらうことができたならば、子供なりに考え、子供なりに行動し、素敵な結果を出すことができる、そう私は信じることができるようになりました。仕事の上で子供と接することが多かったり、自分の子供と向き合う時に、もしも迷ったらまたここに戻ってくると思います。