西部悪人伝のあらすじ・作品解説
西部悪人伝は、1969年に製作されたイタリア映画である。監督・脚本は、「ヘラクレスの怒り」「戦場のガンマン」「インカ帝国の謎」のフランク・クレイマー。音楽は、「拳銃のバラード」「奇跡の詩」のマルチェロ・ジョンビーニ。出演者は、リー・ヴァン・クリーフ、ウィリアム・バーガー、フランコ・レッセル、リンダ・ヴェラス。 ある夜、ドハティの町の銀行で、10万ドルという銀行始まって以来の大金の預金があった。金庫には大きな鍵がかけられ、警備員が数名配置されて厳重な警備が行われるが、警備員が次々に強盗に襲われ、あっけなく金庫ごと奪われてしまう。同じ頃、サバタという男が町にやって来るが、銀行の前を通って不審さを感じて馬で追いかける。町の人々が銀行強盗を知って騒然となる中、サバタは馬車に無傷の金庫とやっつけた犯人を乗せて悠然と姿を現すのだった。しかし、銀行強盗には有力者である男爵や判事もからんでいたため、サバタは命を狙われることになる。 飄々とした流れ者の男が織り成す、痛快マカロニ・ウエスタンである。
