ジーザス・クライスト・スーパースターの評価
ジーザス・クライスト・スーパースターについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ジーザス・クライスト・スーパースターの感想
ミュージカル史上に燦然と輝く、ロック・オペラの金字塔 「ジーザス・クライスト・スーパースター」
「夜の大捜査線」や「華麗なる賭け」、そして「屋根の上のバイオリン弾き」「月の輝く夜に」などで、常に私をワクワクするような、映画的陶酔の世界へと誘ってくれるノーマン・ジュイソン監督の「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、ミュージカル史上に新しい時代の輝きを放つ、素晴らしい"ロック・オペラ"だと思います。そして、同時にこの作品は、こよなく美しく悲痛な愛の物語でもあるのです。新約聖書に基づいて、イエス・キリストの最後の七日間を描いています。若きイエス(テッド・ニーリー)は、暴政と貧困にあえぐユダヤの下層の民衆にとって、"福音と奇蹟"をもたらす待望の救い主でした。そして、特に、公開当時の1970年代の"反逆と絶望の世代"の若者たちにとっては、時代のヒーローであり、スーパースターであったのです。それはちょうど、ロック・コンサートの記録映画の傑作「ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター」で、熱...この感想を読む