宇宙兄弟の感想一覧
漫画「宇宙兄弟」についての感想が6件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
男のロマン、女のロマン、両方そろってます。
兄ムッタはなぜモテない?シャンプーがよく泡立ちます。と英語で面接時に返答して見せるその度胸。他とはまったく違う個性を発揮するムッタは天然パーマのアフロヘア―です。実写映画化された際の俳優さんはなんと小栗旬。漫画から入った人であれば意外というかカッコよすぎるという感想を持ったのではないかと思います。しかし、ムッタは漫画の中ではかなりなイケメンだと私は思っています。初の両手から月面着陸する宇宙飛行士と言われたり、レストランで強盗を捕まえたのはただの偶然の産物であるとか、いろいろドンくさい一面もあるのですが、しかし、運を手にする才能は人一倍持っているように思います。そして決めるときはばしっと決めてくれる実力を併せ持っています。私はどの登場人物よりも、このムッタに惚れこんでいます。実際に目の前にいたらきっと面白い人だなあ止まりなのだと思いますが、こうして神の目線で物語を追っていると、どんどんと...この感想を読む
月への熱い戦い
夢に向かう熱い戦いが描かれています。ゲイツによるこれでもかという無茶振りによる絶望からの、それでも負けじと抗う六太たちの意地。とにかく熱い展開です。困難に対し一つ一つ、仲間の力を借りながら立ち向かっていく姿は、読んでいて勇気が湧いてくるような気分になります。また、起点の利かし方が実に見事で、特に3Dプリンターを用いるアイディアはびっくりの一言。「なんでも月で作ってしまえば」という言葉には夢があります。そして本人の意図すら外れ順調に進行するせりかとの仲にニヤニヤとしてしまいました。真面目で誠実な姿は、本人に見せようとしなくても見てくれているものです。そしてこの予算削減計画のラスト、結末やいかに、といったところで終わっています。続きが早く読みたくなります。
いわずと知れた・・・
「宇宙兄弟」は、小さい頃の夢をかなえるために、宇宙飛行士を目指し奔走するという物語です。主人公はお兄ちゃんの南波六太(むった)と弟の南波日々人(ひびと)のふたりです。漫画って、珍しい名字とか読みにくい名前多いよね。少年の頃、2人で宇宙飛行士になるという夢をもっていたふたりですが、大人になり、弟のひびとはすでに夢をかなえてるんです。一方お兄ちゃんのむったは・・・・・無職!!しかも上司に頭突きしてクビになっちゃっての無職です。そこで、兄むったが弟ひびとに追いつけとゼロから宇宙飛行士を目指すというわけなんです。夢に向かって全力で進む大人達の物語。いい漫画です!
友情!
ビンスさんと仲良くなる巻。まさかビンスさんたちにこんな背景があるとは。宇宙飛行士(に限らず、開発に関わってる方々全員かな)になるには、それぞれの目指しているものや背景があって。当たり前のことなんだけど、登場人物ひとりひとりがすごく頑張っているのがとても励まされる。ビンスさんはなかなか表情が読めないから、いったいどんな人なんだろうと思っていた。こういう人の信頼を勝ち得るって嬉しいことだな、と思う。ヒビトはどうなっていくんだろう。彼がどんな道を選んだとしても、応援したい。せりかさんのシーンも印象深かった。思いっ切り走るところ、良かったなー。彼女は彼女で自分の道を突き進んでいる。
ついに打ち上げへ
ヒューストンにやってきたムッタ達。最後に面接を受け、それに合格すれば宇宙飛行士。夢は目前!最終面接にはアズマさんや紫さんが面接官となるわけです。特に紫さんのキャラが面白い。椅子やコーラにいたずらしちゃうとことか最高!カツオって表現が的を射すぎててそこで吹いちゃいました。さてというわけで面接があったわけですが、面接自体はあっさりと終了。そして打ち上げ(?)へ!終わり飲み会へ、しかし飲み会と思いきや・・・この飲み会こそ真の面接だった!当然ムッタ達はそんなこと知らないから素の状態。そんな素の状態を見て、信頼するに値するか、命を預けられるか、それを見る審査。人間性を見られるわけで、ある意味一番重いかも・・・。現実でこんな試験があった僕は100%落ちます(笑)
一巻読むだけで全巻集めたくなる!
一話目の最初は、余計な前置き(演出かな・・・)が多くて、人気の割に面白くないのかもなぁ、と思いました。けど、読み進めていくうちにどんどんはまって。一話目の終わりで、すぐに次が気になるようになります。「うまくなくてもいいし 間違ってもいい まずは音を出して 音を出さなきゃ 音楽は始まらないのよ」「今のあなたにとって・・・一番金ピカなことは何?」宇宙兄弟の醍醐味の一つ、名言。それが二つ出るのもこの第一巻です。そして、宇宙兄弟の癒し(笑)、「アポ」が登場するのもこの第一巻。元々集めるつもりのなかった「宇宙兄弟」ですが、一巻を読んで、はまってしまい、結局全巻集めるようになりました。笑本当にオススメです。