オーメンの感想一覧
映画「オーメン」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
ホラー映画の最高傑作。
謎ときが凄くて深い。私は小さい時からホラー映画が大好きで、これまで数々のホラー映画を見てきましたが、未だオーメンは生涯のお気に入りホラー映画のベスト3に入ります。何故か?一言でホラーと言っても、ただあまり深いバックグラウンドは無くエグイだけの殺戮ものだったり、エグイ部分をただ見せる事ばかりに終始していたり、ビックリ驚かせる仕掛けに重きをおいている作品などは、一度見れば、あまり再度見返したいとは思わないのですが、脚本がしっかりしていて、軸にちゃんとしたストーリー性があり、謎解きをしていく楽しみがあったり、役者陣の演技がしっかりしている作品などは何度見ても、面白い。そんなホラー映画の一つがこのオーメンです。そもそも、驚きがグレゴリー・ペック主演という事です。ホラー映画とは全くイメージの違う大物俳優を持ってきた事で、すでに映画の格がぐんと上がってますし(出演承諾した理由は何だったのか聞いてみ...この感想を読む
6月6日 6時に生まれた悪魔の子
6月6日の6時に生まれ、額に666のアザがある悪魔の子、ダミアン。ある夫婦が死産したことで孤児である男の子を引き取り、その子にダミアンと名付ける。夫婦は公私ともにとても充実した生活を送っていたのだが、ある日、ダミアンの乳母が異常な自殺を図る。それ以降、ダミアンの周りでは奇妙な事件が立て続けに起こり、不思議に思った父親は調査を開始。そしてその原因がダミアンにあることにたどり着く…666は新約聖書のヨハネの黙示録において“獣の数字”とされているので、時々ホラーなどでも「666」っていうのを見かけてはいたんですが、このオーメンで何か違った怖さを感じました。もしかしたらこの奇妙な出来事は偶然が重なったものかもしれないけれど、それを調べていくうちに「666」が出てきて、全てがダミアンに結びついているというのも新しいホラーといった感じがしました。ホラー映画いろいろありますが、これが精神的に怖かったです。この感想を読む
6月6日
ホラーというよりはオカルト的な感じの映画だと私は思います。6月6日午前6時にこの世に生をうけた悪魔の子ダミアン。この子がま~やっかい。ある家族が死産した子の代わりに孤児であるおとこの子を養子として引き取った。それがダミアン。この子の周りの人は皆異常な死に方をする。その死に方もかなり残酷で見たい様な見たくない様な感じ。小さい頃に見ていた映画で成長した今でも乳母の死に方は衝撃的で覚えている。それもこれも全部この悪魔の子ダミアンの仕業だと気付いてからの恐怖は計り知れないものがあった。複雑に思えるシーンとかもありましたがこういうジャンルの映画の未来をかえた作品だと思います。
ホラーといったらこの作品!
この作品は本当に凄いの一言。すべてに置いて完璧なバランスを保っている内容になっています。“怖さ”を表現する方法は様々ですが、脅かしや残虐さで与えている作品がとても多い中、これは違います。その表現方法は様々ですが、怖い中にも映像美、映画の良さを感じさせてくれる綺麗な映画です。突飛な設定でもなく、ごく身近に感じられるような設定が親近感を感じます。それが、恐怖へもつながるのです。また、通していえるのが、音楽が素晴らしい。この音楽と映像で最強の映画が出来上がっているのでしょう。最後、ダミアンが笑うシーンは鮮明に覚えています。リメイク版も出されましたが、断然こっちを見るべきです。