赤毛のアンのあらすじ・作品解説
赤毛のアン(原題:Anne of Green Gabless)は1984年にカナダで、1994年に日本で放送されたL・M・モンゴメリ原作による同名小説の映画化したファミリー映画。 配給元はカナダ放送協会と松竹富士。 カナダ・アメリカ・西ドイツの共同製作でこの作品から続編2作をケヴィン・サリヴァンが製作・脚本(ともに共同)・監督を務める。 アメリカのTVドラマで主に活躍するミーガン・フォローズが主演に抜擢。 共演には「黄昏のチャイナタウン」のリチャード・ファーンズワース、TVドラマ「TV キャスター マーティ・ブラウン」のコリーン・デューハースト、ジョナサン・クロンビーらがいる。 この作品はカナダ・プリンス・エドワード島を舞台に、養子縁組の手違いで老兄妹は赤毛の女の子・アンを引き取ることになるがアンはカスバート兄妹、同級生のダイアナとギルバートと出会ったことで少女から少しずつ成長していくという物語である。
赤毛のアンの評価
赤毛のアンの感想
想像力を膨らませ楽しめる映画
赤毛のアンの想像力アンの想像力。それは孤児院で育った頃から培われてきたものです。不運な境遇であるにも関わらず、辛いときも、寂しいときも、この想像力のお陰でアンはつらい少女時代を乗り切ることができたのです。もしかするとそんな境遇だったからこそ、想像力が養われたのかもしれません。世の中には、そんなアンの境遇にそっくりな人もいるでしょう。アンの想像力は、映画を見ている人にも影響を与えます。草や木、そして花などといった自然を見てさまざまなことを感じるアンは、それらに名前をつけ持っている表現力を活かして熱く語ります。周囲の人たちはそんなアンを「不思議な子」と思いつつも、彼女のペースに飲み込まれてしまうのです。それは、おそらく、彼女が持つ不思議な魅力によるものでしょう。そんなアンの姿を見ていると自分の悩みがちっぽけなものに思えてくるから不思議です。「輝く湖水」・「恋人達の小道」・「スミレの谷」など...この感想を読む