赤い靴のあらすじ・作品解説
赤い靴は、1950年に公開されたイギリス映画である。監督は、「黒水仙」「ホフマン物語」「戦艦シュペー号の最後」のマイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガー。出演者は、モイラ・シアラー、アントン・ウォルブルック、マリウス・ゴーリング。 駆け出しのバレリーナであるビクトリア・ペイジは、パーティーでボリス・レルモントフと出会い、会話をする。ボリスはバレエ団を率いており、バレエは信仰とするほどにバレエに人生を捧げている男である。ビクトリアの言葉にバレエの情熱を感じ取ったボリスは、自身のバレエ団に来るように言うのだった。 ビクトリアは、一度履いたら死ぬまで踊り続けるという話のアンデルセンの「赤い靴」の主役に抜擢され、瞬く間に人気プリマとなる。 ビクトリアはバレエ団の作曲家のジュリアンと恋をするのだが、ボリスは、嫉妬心と高みを目指すべきプリマが恋などするべきではないという考えから激怒する。ビクトリアは愛とバレエの板ばさみとなり、苦悩していくのだった。 アカデミー賞で美術監督賞などを受賞。
