何だかちょっとリアルなSF
地球を保護するってやっぱり人間は寄生虫なんですか?と一瞬だけ思ってしまいました。地球全体が環境を保護する為の地域に指定されてしまって1人たりとも住めなくなっているせいで人間はみんな大気圏外の上空にある大きなマンションに住むことになってしまったんですね。すっごいお金かかることを始めたんだなーこの世界の人間達はと思ってしまいましたが。そこでこのマンガの主人公のミツという子が親も兄弟もいない中で独りで生きて行くというストーリーですので将来時代が進んでもいつまでも起こり得る人間の事情にも焦点をしっかりと合てているところが妙なリアルさを感じさせてくれました。岩岡ヒサエさんのこのマンガは文化庁メディア芸術祭マンガ部門で賞を取ったがゆえにマンガ書籍化されたという大変名誉なコースを辿っているのも注目をさせられる原因になりました。居住しているスペースコロニーの窓ふきなんて窓ふきは要するに掃除の仕事なので...この感想を読む
4.04.0
PICKUP