他人のために何かをやったとしても、決して見返りは求めるな。 もし、それを望んだらその瞬間、お前の行動は醜悪なものになる。
宮沢静虎
タフのあらすじ・作品解説
タフは、週刊ヤングジャンプにて2003年夏から2012年34号まで連載された猿渡哲也原作の日本の少年漫画。コミックスは、全39巻。コミックスの帯に、毎巻、実際に活躍している格闘家達の漫画に対するコメントが掲載されており、コメントにひかれてジャケ買いする読者も少なくない。 本作は、高校鉄拳伝タフの続編であり、成長した主人公・宮沢熹一が、世界の頂点を目指す物語。最も尊敬すると同時に、灘神影流15代当主として越えなければならない存在である父・静虎を救うための、闇試合でのファイトや強さを追い求める名だたる数多の猛者達とのバトル、灘神影流の壊滅を目論む鬼龍との対峙によって前作よりも静かに闘志を燃やす成長した姿が特徴的であり、前作に次いで多くの読者に愛されている。静虎との間に、親子関係がない事実の発覚や実父との対面等、熹一の精神的な強さを象徴するシーンが数多く、心熱くなる作品に仕上がり、格闘漫画ファン必見の一作。
タフの評価
タフの登場キャラクター
宮沢鬼龍
よみがな:みやざわきりゅう ニックネーム:「怪物を超えた怪物」「悪魔」 性別:男性 国籍:日本 性格:非常に残忍かつ冷酷で、破壊を好む。 特徴:人間離れした神の如き肉体からなる圧倒的戦闘能力、およびIQ200という悪魔のように切れる頭脳を併せ持つ。髪型はオールバックで、鼻の上に真一文字の傷がある。また...
宮沢静虎
よみがな:みやざわせいこ ニックネーム:親父(おとん)・静かなる虎・史上最強のモラリスト 性別:男性 国籍:日本 所属:宮沢一族が継承する流派「灘神影流」の14代目当主。職業は銀行員。副業としてフリーランスでのボディガード。 性格:非常に温厚で礼儀正しく、正義感溢れる好人物 ポリシー:自らの闘いにおいて...
宮沢熹一
よみがな:みやざわきいち ニックネーム:キー坊、ナチュラル・ボーン・ファイター 年齢（作品時）:19歳 身長:175cm 体重:75kg 国籍:日本 所属:古武術の灘神影流活殺術の第15代当主。 特徴:宮沢尊鷹・鬼龍・静虎三兄弟がそれぞれ持つ、どれも非常に稀有な三種の剛脚の特徴である、「軽やかさ」「しなやかさ」「...
タフの名言
一子相伝の灘神影流を相伝しようとする修行する主人公・宮沢喜一に、師匠である父・静虎が「人間の行動のほとんどは自己満足という言葉で説明がつく」「お前（喜一）が強くなりたいと辛苦の鍛錬をするのは自己実現であり、ひいては自己満足のためや」という教えをとく場面での締めくくりの言葉。
”覚悟”とは自暴自棄になって命を捨てることではない。諦念でもない。平常心で己の死をも受け入れる矜持だ。
宮沢鬼龍
ハイパーバトルでバトルキングと呼ばれる最強の格闘家が、昔、静虎の憧憬の的であった、以前鬼龍と闘い死んだはずの灘神影流第14代当主となるはずだった長兄・宮沢尊鷹ではないかという疑念をはらすため、古びた教会で死を覚悟し、尊鷹に挑む静虎。そんな静虎の戦いを傍観しながら、鬼龍はこうつぶやく。
自分が強くなって、はじめて他人にやさしくなれる。 技を覚えたのは人を殺す為やない。人を殺さんようにする為や！
宮沢熹一
ヤクザ組織が開く闇の格闘場で灘神影流の宮沢喜一は、親殺しをした格闘家シオンとリングの上で、ノールールで対決する。 シオンは喜一に「私を悪魔だと思って殺しにかかってください」と申し出る。それに対して主人公・喜一はこう答える。
