天下無双 江田島平八伝のあらすじ・作品解説
天下無双江田島平八伝は、宮下あきらの原作漫画である。オースーパージャンプ誌上にて2010年8月まで連載され、単行本全10巻が刊行されている。 この作品は同原作者による「魁!!男塾」に登場する塾長・江田島平八を取り上げた外伝となっている。 舞台は東京・多摩地方、名家で知られる江田島家に男子が産声をあげた、その声は山村の十里四方に届いたという。名前は日露戦争でバルチック艦隊を破った東郷平八郎にあやかり命名された。すくすくと成長した平八郎は母・房江の病気にもかかわらず、木刀の鍛錬を積む毎日をすごす。そんな平八郎を権ジイはたしなめるのだが、父を日露戦争でなくしていた平八郎は鍛錬で寂しさを紛らわしていたのだった。 ある日、平八郎はお寺に忍びこみ、池に飼われていた巨大鯉・菊千代を捕まえようとするのだが、住職の廣庵が一喝する。菊千代は100年近く生きている神魚で、その血肉は母の病の原因である労咳に効果があるという。一喝されてもひるまず木刀を手にとった平八郎に対して、廣庵はある提案をするのだった。
