モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか 救われてなきゃあ ダメなんだ 独りで静かで 豊かで・・・・・・
井之頭五郎
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孤独のグルメは、原作久住昌之、作画谷口ジローによる日本の漫画作品である。1994年から1996年まで、扶桑社「月間PANJA」で連載された。 雑貨輸入商を営む主人公の井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄った個性溢れる飲食店での食事風景をメインとして物語は進行する。特にドラマチックな出来事が起こるわけではなく、ドキュメンタリータッチで食事シーンが淡々と描かれているのが特徴となっている。 2012年にテレビ東京系列で制作されたテレビドラマは人気となり、2015年時点でSeason4まで続編が作られている。ドラマは低予算の深夜ドラマとしては異例の好視聴率で話題となり、「夜食テロ」というネットスラングも生み出した。また、漫画とドラマは中国や韓国でも出版・放送されるなど、国際的な人気も高い作品である。 作画を担当する谷口ジローは、ジャン・ジローなどフランスのバンド・デシネの影響を強く受けており、海外でも評価の高い作家である。
あくまで庶民の主人公の魅力主人公の井之頭 五郎はほぼいつも一人で食事をしている。その際、たとえおいしくても大げさなセリフなど一切なく心の中で「おぉ!」といったりするくらいで、食材に対して説明もないし、その様子が例えようもなくリアルで感情移入できる。また、食材のバランスに気をつけているつもりが豚がかぶってしまったり、じゃがいもがかぶってしまったり。あとおなかがすき過ぎて何を食べるかと悩んでいる時(この描写がよくある)、ブラジリアがもうつぶれてしまっていて仕方なくステーキを食べたところ。おいしいんだけど、ハヤシライスの口になってた自分にしたら、なんか違う…感がありありと伝わってきて、わかるわかる!と思ったりするのがとても楽しい。また食べるものも決して手が届かないものを食べるのではなく、普通のめし屋さんとか洋食屋さんとか。そういうのもいい。おいしそうな表現が身近なものであるほど、おなかがすくも...この感想を読む
気ままに食べるという孤高の行為深夜にドラマ化したことで人気が過熱した『孤独のドラマ』。その原作である漫画本は、意外にも二巻までしか刊行されていない。輸入商を営む個人経営者・井之頭五郎が、仕事のついでにご飯を食べる、というのがメインのストーリーだが、ドラマ版と違い漫画版では五郎の仕事のシーンはあまり取り上げられない。店を見つけ、食事を頼み、ちょっと微妙な親父ギャグを交えながら黙々と食事をとる。そんな調子で終始終わっていく。一話につき8ページで終わってしまうため、それぐらいがちょうどいいのかもしれない。読後もあっさりしていて、まさしく編集部・原作者が狙っていたようにハードボイルドなテイストに仕上がっている。人気のドラマとは、少し別物ドラマ化で一気にその名を知らしめた『孤独のグルメ』であるが、ドラマと漫画では内容が大きく異なる。まず、ドラマの井之頭五郎は基本的にハズレの店に行くことはないが、...この感想を読む
ドラマ化したことでも有名な、孤独のグルメの文庫版です。もっとも私がこの作品を知ったのはドラマ化するだいぶ前の話であり、面白いという話は知っていたものの中々手に入れることが出来ませんでした。今ならば新装版もあるので楽に見つけることが出来たでしょうが、この文庫版をとある古本屋で見つけたときには本当に嬉しかったものです。さて井之頭五郎さんが独り言を言いつつ食べまくる、というのがこの漫画の中身ですが他のグルメ漫画のように、「うまい!」とだけ言っているわけでもありません。もちろん五郎さんが美味しく料理を食べてるシーンもありますが、不味い物は不味いと言っていたり、目当ての料理を食べることが出来なかったり、果てには態度の悪い店員にアームロックをしかけたりもしています。しかしこれが何故か面白い。どうやら続編も描かれているようなので、いつか二巻が出ることに期待したいですね。
よみがな:いのがしらごろう ニックネーム:井之頭さん、ゴローちゃん 性別:男 住まい:東京 家族構成:父他界、母不明、姉、甥っ子 ポリシー:新幹線では新横浜を過ぎてからでないと駅弁をたべない 癖:愛煙家で食後の一服 好きな食べ物:甘いもの 嫌いな食べ物:お酒、下戸 仕事:個人の輸入雑貨商
井之頭五郎
主人公が入った食堂で、目の前で争いが行われているのを見て主人公が言った言葉。主人公がどんな気持ちで食事処を選んでいるのか思想の一端が垣間見える。
井之頭五郎
お腹が減っている時に焦って飲食店を探しているときに言う台詞です。焦って適当にお店を探すのではなく自分が何を食べたいのかを一度冷静に考えることが出来るように自分自身に焦るなと言っています。
井之頭五郎
輸入雑貨の貿易商をしているが自分の店は持っていないと自分のことについて言ったとき