TOUGHのあらすじ・作品解説
TOUGHとは、集英社の週刊ヤングジャンプという雑誌に2003年から2012年までの約9年間に渡り連載されていた格闘漫画である。作者は漫画家の猿渡哲也で、本作は同作者が1993年から2003年まで週刊ヤングジャンプにて連載し、2002年にはOVAが作られた『高校鉄拳伝タフ』の直接の続編となっている。ヤングジャンプ・コミックスから単行本が全39巻発売されていて、シリーズ累計発行部数は1000万部を突破するほどの人気がある。 灘神影流活殺術15代目継承者の宮沢善一は、重体を負った父・宮沢静虎の治療費のため暴力団主催の闇試合に挑むところからストーリーは始まり、あまたの敵との戦いや主人公の出生の秘密が描かれていく。高校鉄拳伝タフでは、アンディ・フグや高田延彦と作者の対談が単行本に収められていたり、TOUGHでは、菊田早苗などの実在の格闘家がキャラクターのモデルになったり、単行本の帯にコメントを寄せていたり実在の格闘家とかかわりが深い。主人公の父親を主人公とした外伝『OTON』が2001年に掲載され、単行本2巻が発売されている。