謎の村雨くんのあらすじ・作品解説
「謎の村雨くん」は集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」に連載されていた作品。著者はいとうみきおで、単行本も発売されている。 桜坂高校に通う主人公、村雨 クナイ(むらさめ クナイ)は、一見平凡・地味な存在ではあるが、本来の顔は、国防のための諜報活動を行う忍者を輩出している由緒正しい家系の子息であり、スパイになるための修行を積んでいた。父・村雨 鉄夫(むらさめ てつお)は貿易会社に海外統括部長として勤めているが、秘密諜報組織「天守閣」の秘密諜報部員として国防の役割も持っており、息子のクナイに対しては厳しい忍者教育を施している。徹夫は厳しさの中にも、クナイの成長ぶりを見るにつけ感涙に暮れるといった感激しやすい一面も持っていた。クナイは平穏な生活に潜むトラブルを、長年の忍者修行で培われた抜群の身体能力を用いて、しかしスパイだということが学校関係者など周囲の人間にバレることがないように、きわめて隠密に解決していく。