えの素のあらすじ・作品解説
えの素は、漫画雑誌モーニングに、1997年から2003年まで掲載された、榎本俊二原作の日本のギャグ漫画である。 コミックは全3巻で、一時期、作者が病気療養のため、連載を休止していた。物語のテーマはエログロが主で、愛を扱った内容もある。そして、一連性のある話から、一話完結、二、三話完結、台詞のない一話完結と、非常にユニークな形態をとっている。そのあらすじは、主人公前田郷介は42歳のバツ一で、息子と二人暮らしをしていた。TSURA社課長であったが、リストラされかけ、清掃課に移動させられ、後にまた課長に再昇進を果たした。前田郷介は馬鹿でデブな上にスケベでプライドが高く、何もいいところがなさそうな中年親父なのだが、正直な性格をしており、周りの人間たちはそんな彼の魅力にひきつけられていく。そんな主人公と、ユニークなキャラクターたちが織り成す、どたばたコメディーである。その破天荒なギャグと下ネタで多くのファンを生み、連載終了後も根強い人気を得ている。