宇宙兄弟の感想一覧
アニメ「宇宙兄弟」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
宇宙兄弟のキーマン
キーマン・日々人2012年放送開始のアニメ『宇宙兄弟』。第一話を観た時、アプローチの面白さと登場人物のリアリティに一気に引き込まれた。作品名を見た時、八割くらいの人が想像するであろうストーリー展開。それを裏切らない人間ドラマ。宇宙への憧れをこれほど上手に表現している作品はないと思う。初めは……お笑い芸人のような主人公・南波六太と弟の日々人が絵的に面白かった。ヒューマンドラマだと思っていたので、少し構えて観ていた。夢を叶えて宇宙飛行士になった日々人に、劣等感を隠せない六太。その心情の複雑骨折ぶりが、悩み多き現代人の姿と重なる。それがどうして、世界で一番なるのが難しい職業である宇宙飛行士を再び目指すのか。きっかけは日々人が母親に頼んで出してもらった、JAXAへの書類というのがおかしい。とにかくやってみることの大事さを、日々人は知っていた。宇宙を目指すには、巨視的で囚われない心が必要なのだと気づかさ...この感想を読む
宇宙飛行士の目指し方
近未来の話です。幼い頃にUFOを見た六太と日々人の兄弟は、宇宙に憧れ宇宙飛行士になろうと夢見るのだった。大人になった日々人は夢を叶えて宇宙飛行士になっていた。月ミッションを控えていたりと、日本人初の仕事を任される立場になっていた。一方兄の六太は、上司と喧嘩した挙句頭突きをしてしまい、会社をクビになっていた。そんな六太のために日々人は宇宙飛行士選抜書類審査に応募していたのだった。六太は試験を受けながら、様々な仲間達に出会っていく。そして見事宇宙飛行士試験に合格して、NASAへと向かう。日々人は月面での作業の事故から、パニック障害になってしまう。自分で病気と戦いながら生き方を見直していく。六太と日々人の2人の主人公が、それぞれの宇宙飛行士の仕事や試練を乗り越えていくストーリーです。このアニメは原作の漫画をそのままアニメにしたものなので納得行く出来でした。NASAやJAXAなど、実際に存在する宇宙関連の施設...この感想を読む
不運に縁のある兄と、栄光の日生まれの弟
小栗旬さんと岡田将生で映画化もされた作品のアニメ。幼い時に共に宇宙飛行士になろうとした兄弟。けれど先に宇宙飛行士になったのは弟。兄は勤めていた会社を首になって、宇宙とは程遠い場所にいた。ここから宇宙を目指して前を目指す兄と、宇宙飛行士としてがんばる弟のストーリー。家族で見ても、子供と一緒に見ても安心して楽しめる。一生懸命頑張る姿の中に、兄・ムッタの天性の明るさで笑える部分も多々ある。まず最初から面白い。野茂秀雄さんがノーヒットノーランを達成した、栄光の日生まれの弟・ヒビト。ドーハの悲劇の日に生まれた、不運に縁がある兄・ムッタ。会社を首になった理由も、上司に頭突きしたという破天荒なもの。それでも兄は弟の先を歩いていなければならないという思いを貫く姿に引き込まれる。
宇宙が身近に
ゴールデンタイムにやるアニメだったので期待していましたが、期待を裏切らない出来でした。宇宙飛行士を目指す兄弟の話なのですが、親子でご飯を食べながらのほほんと見れるアニメです。実写の映画版は見てないので分かりませんが、このアニメはこの兄弟が現実に居るのではないかと思うぐらい実写っぽいアニメです。絵はアニメなのですが、ストーリーが現実っぽくて宇宙飛行士ってやっぱ大変なんだなーと思いながら見ています。キャラクターも個性的で面白いし、声もイメージぴったりで違和感がありません。漫画は読んでないのですが、展開に無理がないので漫画の世界観を忠実に再現している気がします。途中から見ても面白いので是非見て下さい!!!