たれまゆのあらすじ・作品解説
たれまゆは、アニメを自主制作して頒布を目的とする集団『irodori』が製作した手書きアニメーション作品である。監督を務める「たつき」、キャラクターデザインや作画などを担当する「平安」、背景などの美術担当「ゆっこ」と主なメンバーは3人で活動している。たれまゆは、本編が4分のショートアニメでキャラクターのボイスはなく明確なストーリー設定もないため、夏をテーマにした雰囲気と音楽で感じる作品となっている。 主な流れは、ある町に女の子がやってきて町に住む子供達に水鉄砲や水風船を投げつけられる。女の子が怒ると背中に羽のようなものが出現して大慌てになる。場面が変わり、女の子は巫女装束で長い髪を水につけ再び背中に羽を出現させるとそれは水の塊となって空中へ浮かび上がり女の子はそれを操って見せた。その夜、女の子は子供たちと仲直りし打ちあがる花火を見上げるといった場面で映像は終わる。 動画は、ニコニコ動画とYouTubeで公開されており、DVDはirodori公式サイトとamazonでそれぞれ販売している。
たれまゆの評価
たれまゆの感想
漫画でいえば同人誌のような位置付けなのか!?
自主制作アニメという分類正直、自主制作アニメというジャンルで初めて観た作品なのかもしれません。それだけに衝撃は多く感じたアニメ作品です。まずは、アニメ本編の時間が5分以内でまとめられている点が衝撃的でした。短編アニメと呼ばれる作品も多い中で、圧倒的にアニメ本編に時間が短いのは驚きです。ただ、昔を思い返せば、フラッシュアニメ職人と呼ばれる方がいて、笑える動画や感動する動画、ほのぼの動画を制作される方がいました。その延長線にあるジャンルと考えれば、不思議ではないでしょうか。他にも、聴覚という点では効果音や物音、音楽で構成されており、声が一切ない部分にも驚かされました。自主制作であるということは、個人で制作されたアニメだということなので、声優が起用されることもないのでしょう。しかし、声がなくても映像だけで、ここまでの表現ができることに驚かされます。頭の中で勝手に、キャラクターがどんなことを話...この感想を読む