忍風カムイ外伝のあらすじ・作品解説
「忍風カムイ外伝」は1969年にフジテレビ系列で放映されたTVアニメである。 原作は白土三平の漫画「カムイ外伝」。製作はTCJ動画センター(後のエイケン)。 時は江戸時代初期、忍びの掟を破り抜け忍となった主人公の青年カムイ。 変移抜刀霞斬りや飯綱落しといった必殺忍術を駆使して、襲い来る様々な刺客と戦いながら放浪の旅を続けるカムイの孤独な姿を描く物語である。 本作は作中において狂人や奇形を扱ったエピソードや江戸時代の下層民が登場することもある。そのためTV地上波などでの再放送時には改題や欠番、音声の削除などの規制が行われることもある作品である。なお第21~26話のエピソードは原作の漫画よりアニメが先行している(漫画でこのエピソードが「スガルの島」として描かれたのは放送から13年後の1982年の「カムイ外伝 第二部」となる)。カムイ役の中田浩二は「キャプテン・スカーレット」DVD-BOXにおけるインタビューで自身の代表作のひとつとして本作を挙げている。