サイボーグクロちゃんのあらすじ・作品解説
サイボーグクロちゃんは1997年から2001年まで、月刊コミックボンボンで連載されていた漫画である。サイボーグになってしまった黒猫が武器を持ち、乱暴に町で暴れ回るというハチャメチャなギャグコメディを主軸に、時には幼年誌向けではないシリアスな展開も含む。暴力等の表現が多く、下ネタ等のお色気要素も少なくはない。後にアニメ化やゲーム化、フィギュアやキーホルダーといった様々な形態で商品が発売され、一時期は雑誌の看板キャラクターのような扱いも珍しくないほどの人気を誇った。 とある老夫婦に飼われていた一匹の黒猫「クロ」は、ある日世界征服を企む悪の科学者「ドクター剛」に連れ去られ、勝手にサイボーグへと改造されてしまう。しかしクロは他人の言うことを聞かない暴れん坊で自由な猫。ドクター剛の命令には従わず、次から次へ現れる個性的なキャラクターたちにもめげず、のんきに平和に時に町で大暴れしながら、老夫婦と暮らすのである。
サイボーグクロちゃんの評価
サイボーグクロちゃんの感想
最強の機械猫
あのアニメにもなった「サイボーグクロちゃん」の第1巻は、元々飼い主の老夫婦を生身のまま強盗から守る強さを持つ「クロ」には驚かされたが、まさか犬の「プーリィ」を守って矢に突き刺される姿はショックだが、ある意味天才科学者の「剛」にサイボーグに改造され、その力を一瞬で利用する姿は痛快。食べる物が「オイル」や「ガソリン」に変わり、お得意の「ガトリング」を腕に装着して打ち放つ姿は格好良い。他にも「剛」を慕う同じサイボーグ猫の「ミーくん」や「ニャンニャンアーミー」や、それらを打ち倒す「クロ」の姿は目が離せない。個人的にアマゾンに遭難した「クロ」の前に現れた「ヘビビンガー」が一番厄介だと思う。