リストランテ・パラディーゾのあらすじ・作品解説
『リストランテ・パラディーゾ』は、『マンガ・エロティクス・エフ』で2005年5月から2006年3月まで(掲載紙のvol.33からvol.38にかけて)連載していたオノ・ナツメによる漫画作品で、全1巻の単行本が刊行されている。また本作の番外編に当たる『GENTE~リストランテの人々~』も同誌で2006年9月から連載を開始し、全3巻が刊行されている。2009年にはテレビアニメ化され、フジテレビの深夜アニメ枠『NOISE』にて4月から6月にかけて全11話が放送された。なおこのアニメは、本作に加えて『GENTE~リストランテの人々~』の内容も織り交ぜられている。 この物語は、現代のイタリアを舞台にしており、田舎で暮らしていた21歳の女性ニコレッタが、母の再婚相手がオーナーをしているリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」を訪ねるためにローマに来たところから物語は始まる。そして、彼女は「カゼッタ・デッロルソ」で働き始めるが、そこは老眼鏡を着用する初老の紳士ばかりが働くリストランテだった。
リストランテ・パラディーゾの評価
リストランテ・パラディーゾの感想
老眼鏡紳士パラディーゾ
今まで無かった萌え要素草食系、肉食系、俺様系、細マッチョにショタ。今まで様々なイケメンが乙女の心を鷲掴みにしてきた。しかしそれはどれも若者限定である。乙女に恋心を寄せられるのはいつもピチピチの若いにーちゃん達であった。もし仮にオッサンやジーサンが出て来る恋愛物などあったとして誰が読むんだ?シワシワのジジイや加齢臭漂うオヤジが壁ドンしたって読者も面白くないし、作者だって描いていて「ぐえ……」とかなるんじゃないか?しかし、そんな概念をぶち壊した作品がある。「リストランテ パラディーゾ」今まで少数派だった熟年萌えの女子は勿論、歳食ったオヤジなんか眼中に無いわ!漫画の世界でだけでもピチピチのイケメンを拝ませてよ!と思っていた人も彼らの魅力にくらくらするだろう。魅力的なキャラクターと舞台物語はニコレッタとクラウディオの関係のもどかしさに読者がやきもきするような恋愛物ではありがちなパターンなのだが、...この感想を読む
大人気のリストランテ
シュッとしたオシャレな老紳士萌えの人向けのマンガだと思います。イタリア好きなら「リストランテ」という設定が堪らないかもしれません。母親が子持ちであることを隠して再婚しようとしているので、再婚相手の店に潜入し、全部ばらそうと乗り込んできたニコレッタ。そのお店、カゼッタ・デッロルソの店員さんたちが皆さん紳士でとてもカッコいいのです。老眼鏡必須と言う老紳士イタリア料理店とか、日本で実際にあったら、意外な人気が出るかもしれませんね。意外に若い女性が通うようになったりして、ニコレッタみたいに。それぞれのキャラクターにとても個性があって、とても面白かったです。