ライアーのあらすじ/作品解説

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ライアーのあらすじ・作品解説

ライアーは、1998年に公開されたアメリカ映画である。監督・脚本は、ジョナス・ペイト、ジョシュ・ペイト。音楽は、「エネミー・オブ・アメリカ」「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」のハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。出演者は、ティム・ロス、クリス・ペン、マイケル・ルーカー、レネー・ゼルウィガー。 娼婦のエリザベス・ロフタスが惨殺死体で発見され、刑事のフィリップ・ブラクストンとエドワード・ケネソウは捜査を開始する。捜査を進める中で、富豪の子息であるジェームズ・ウェイランドという男を嘘発見器を使いながら尋問する事になった。しかし、ウェイランドは大学で心理学を学んでいた事もある秀才で、肝心な事は話そうとせずにはぐらかし、逆に刑事の私生活での悩みを暴いて、翻弄していくのだった。 刑事と容疑者が心理的な駆け引きする様を描いた、密室劇である。 ストックホルム国際映画祭にて撮影賞と脚本賞を受賞した。

ライアーの評価

総合評価
4.004.00
(1件)
映像
3.503.50
脚本
4.504.50
キャスト
3.503.50
音楽
3.503.50
演出
5.005.00

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ライアーの感想

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謎が好きな人のみ楽しめる お頭の軟弱な人には向きません

ジョッシュとジョナスのペイト兄弟監督で二人で仕上げてますから、練り上がりが綺麗に出来てると思えます。ティム・ロスが演じる高学歴のぼんぼん、取調べを行う刑事は大学卒だがローンに苦しんでいる、嘘発見器を使う刑事は高卒家庭が上手くない、容疑者はそれをちくちくと刺すのです。学歴など本来は関与しない警察の取調べなのですが、そこできりきりと刑事達を言葉で操るシーンが延々と続きます。言葉の毒がたっぷり味わえます。言葉や言葉の与える影響なんかに興味が有る人は、心楽しく味わえます。調べてる容疑者が癲癇で発作起こすから、記憶が無くなる、そういわれると病持ちで無いひとは、ぐっと言葉に詰まるのです。弱者の脅威でしょうか、病んだ者は強く、障害のある人は健常者を押し叩きます。最後まで彼が犯人がどうかと考えさせられる様に作って在り、監督は観客に媚びず、考えると言うことが好きな人のみが、喜べるようにまとめてあります。...この感想を読む

4.04.0
  • 113view
  • 496文字

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