鉄コミュニケイションのあらすじ・作品解説
鉄コミュニケイションは、メディアワークスの刊行する「月刊コミック電撃大王」で連載されていた、かとうひでお・たくま朋正による同タイトルのSF漫画を原作にしたテレビアニメで、1998年10月5日から1999年3月29日の期間にWOWOWのアニメコンプレックス枠内で放映されていた作品である。 本作は世界大戦によって人類が滅亡してしまった未来の地球を舞台に、救命ポッドのコールドスリープ機能によって唯一生き残っていた主人公の少女「ハルカ」と、人間に代わって地球の中心種族となっていたロボットたちによる心の交流を描いた物語が全編に渡って展開されて行く。 一風変わった世界観と設定に加えて、明確に主人公たちと敵対するようなキャラクターも登場せず、終始ホームドラマ的な構成となっている本作だが、その裏に隠された深みのあるテーマと、あくまでも視聴者の心へ訴えかけることを重視した一貫性あるストーリーは、アニメファンから高く評価されていた。