オレンジ屋根の小さな家のあらすじ・作品解説
オレンジ屋根の小さな家は、集英社が出版するビジネスジャンプにおいて2005年から2007年にかけて掲載されていた家族愛をテーマにしたハートフル作品である。作者は山花典之であり、単行本は全8巻が発行されている。 家電量販店の店長を務める、真面目一徹な仕事人間の二ノ宮正太郎は、仕事に明け暮れる日々を送っていたが、それに嫌気がさした妻から別れを告げられることに。息子二人を引き取りながらも、妻に戻ってきて欲しい一心で、オレンジ色の屋根をした一戸建て住宅を購入し、生活基盤を整えようとするが、その家には別の家族も入居しようとしていた。岡島奈摘も同様にだらしない夫に別れを告げ、二人の娘を連れて正太郎と同じ物件を購入したのだが、正太郎と奈摘はお互いに不動産詐欺の被害に遭っていたことが発覚する。お互いに仕方なく共同生活をする内に両家の子供が親しくなり、正太郎と奈摘も次第に惹かれあっていく様子を温かいトーンで描いている。
