八代将軍 吉宗のあらすじ・作品解説
八代将軍 吉宗は、1995年1月8日~同年12月10日にNHK大河ドラマとして放送され、平均視聴率26.4%、最高視聴率31.4%を記録した。 物語は、徳川御三家の一つ、紀州藩第2代藩主、光貞の三男として生まれ、江戸幕府第八代将軍となって享保の改革に取り組み、「幕府中興の祖」と呼ばれたその生涯を描く。脚本は1987年の大河ドラマ「独眼竜正宗」を手掛けたジェームス三木によるオリジナル作品である。 また、物語の語り部として、浄瑠璃作家の近松門左衛門が登場し、当時の時代背景をパネルや表を用いながら、時には現代語を用いて解説するなどユニークな設定が用いられ話題となった。(同様の手法は2000年放送の大河ドラマ「葵・徳川三代」でも用いられている。) 主演は西田敏行が務める。主な出演者はほかに、大滝秀治(吉宗の父・二代目紀州藩主光貞)、小林稔侍(加納久通・吉宗の傅役で側近)津川雅彦(第五代将軍・綱吉)中村梅雀(吉宗の長男・第九代将軍家重)ほかである。