嘆きの美女のあらすじ・作品解説
「嘆きの美女」は2013年1~3月にNHKのBSプレミアムで放送されたテレビドラマである。柚木麻子による同名小説が原作であり、主演を務めた芸人の黒沢かずこ(森三中)はこの作品で連続ドラマ初主演となった。 見た目にコンプレックスがあり、性格にも難アリの主人公・池田耶居子(黒沢)は家に引きこもってはインターネットに悪口ばかりを書き込む性悪女。そんな耶居子はあるとき、美人ばかりがブログを公開する「嘆きの美女」というインターネットサイトを発見し、いつものようにページを荒らそうと過激なコメントを書き込んでいた。しかしひょんなことがきっかけでページ管理人の浜島ユリエ(矢田亜希子)の家でサイト参加者の美女たちと同居することになってしまう。 美しい容姿をもっていても、それぞれ悩みを持ち苦しみながらたくましく生きている美女たちと耶居子の間には次第に友情が芽生え、耶居子は自分自身を省みるようになる。今まで引きこもりだった耶居子が、様々な人と関わりを持つようになり成長していく様を描いた人間ドラマである。