幸せになることは簡単なんだ。 人をやめてしまえばいいのさ。
中禅寺秋彦
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魍魎の匣は、2008年10月7日から12月30日の約3か月間に日本テレビ系にて放送されたアニメ作品である。人気小説家・京極夏彦の長編を元に制作された。監督は中村亮介。 京極の推理・伝奇小説の一つ、百鬼夜行シリーズの第2作目。第49回日本推理作家協会賞を受賞し、2007年に実写映画されていた作品であった。 戦後直後の日本が舞台。映画女優の妹が電車で何者かに轢殺されてしまう。偶然にも事故の起こった車両に乗り合わせた刑事、木場修太郎はこの事件を追うが、死体の行方がわからなくなってしまう。私立探偵、榎木津礼二郎の元へは、死体捜索の依頼が来る。同じ頃、八王子で連続バラバラ殺人事件が起こり、さまざまな理由と偶然から、古本屋・京極堂へ集合することになる。神主でもある京極堂の主人、中禅寺明彦を筆頭に、己の知を駆使しながらこれらの怪奇とも言える謎を解いていくミステリーである。「中禅寺敦子の事件簿匣の幽霊の事」という特別篇も制作され、BD-BOX収録の特典映像になっている。
魍魎と鬼の違いとは・・・?作中内では、中野の古本屋である「京極屋」店主・中禅寺秋彦(ちゅうぜんじ あきひこ)により魍魎と鬼の違いが語られている。中禅寺は、安倍晴明を祀る神社の宮司であり、憑き物落としを副業としている陰陽師のため、語られる解釈は専門書や古文書に沿ったものが多く、非常に独自性を感じられる。魍魎は『罔両』や『方良』と記すことが可能であり、捉えどころが無く、鬼より古きに存在し、方角の縛りも異なると解釈されている。悪しきものとして払われる対象が年月と共に魍魎から鬼へと変化した・・・故に、陰陽師の中禅寺にとって払いの対象としては厄介なものであるということで、作中にも苦戦している場面が見受けられる。また、中禅寺は魍魎のことを「墓穴や四辺の淵、それは深く深くあの世へと続く深淵の入口だ。そして、ここにはぼんやりとした、影ならぬ影。すなわち、魍魎が出来る」とも解釈しており、この解釈は登場人...この感想を読む
頼子の危うさ頼子に対して私がまず思ったことは、彼女は【潔癖症である】ということです。母親に対しての反抗心。もちろん彼女が反抗期である、そうゆう年代の少女だということもありますが、母親に男の影がある事で、[女を感じる母親が汚い]と思っての反抗のように思えました。また母親も、精神的に不安定な娘をほっておいて男と泊りがけで外に出てしまう心の弱い、男に依存した女性であった為に楠本頼子の潔癖症は強まってしまったのでは?と考えました。そして、その潔癖症の頼子が愛した、信仰した女性が加菜子でした。楠本頼子にとって、唯一無二の完璧の象徴、存在であった加菜子は全てにおいて完璧に出来、完璧に綺麗でなければならなかったのです。作中で1番、危うい存在だと思いました。極度の潔癖症であり、自分の理想像から離れたものを認めない、サイコパスを感じるような人物だと思いました。頼子のこの精神状態、考え方は治るものではないよ...この感想を読む
よみがな:ちゅうぜんじ あきひこ ニックネーム:京極堂 性別:男 住まい:中野 特徴:終始不機嫌な仏頂面 口癖:この世には不思議なことなど何もない 職業:古本屋武蔵晴明神社の宮司、拝み屋 出身:下北半島 妻:千鶴子 ペット:石榴という名の猫 実妹:敦子
中禅寺秋彦
どうあることが、1番の幸せであるのかを多数で討論している時に、語られた名言。
中禅寺秋彦
アニメの第11話で箱館について中禅寺が説明している際に自身が戦時中に行っていた軍の任務について語った言葉
榎木津礼二郎
箱館について中禅寺が関口や鳥口に説明している際に自身の戦時中の任務について語った際に『楽しい仕事じゃなった』と言った中禅寺に対して榎木津が言ったセリフ