勇者ヨシヒコと悪霊の鍵の感想一覧
ドラマ「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」についての感想が4件掲載中です。実際にドラマを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
仏のうっかりが初回から炸裂
予算の少ない冒険活劇、再び…「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」を視聴した感想です。この作品は、2011年に第一シリーズが放送され、好評を博した「勇者ヨシヒコ」シリーズの第二作目です。初めて勇者ヨシヒコを観たときの衝撃は忘れることができません。深夜のドラマ枠で、まずドラゴンクエスト風の冒険活劇をやろうという企画を、よく思いついたなと思います。ありそうで無かった題材ですよね。ドラマが始まった時、「新しい物が始まった」ワクワク感がすごくありました。勇者ヨシヒコは真面目な物語ではなく、ドラゴンクエスト風を装ったコメディです。「壺や樽は壊してもいいルール」に乗っ取り、ヨシヒコが真面目に破壊していったり、井戸の中に親切な魔物がいたりと、ドラゴンクエスト本家のオマージュ的な笑いの数々が登場します。その笑いの持っていき方も引き出しが多く、「よく考えているな」と、非常に気合いが入っていると思いました。また、勇者ヨシ...この感想を読む
勇者ヨシヒコの面白さ
とにかく面白い!この作品を見て、笑わなかった人はいないだろう。なんといっても、個性的なキャラクターたち。私が個人的に好きなのは、メレブである。独特の口調といい、魔法のポンコツさといい、憎たらしさを兼ね備えた、個性の塊のようなキャラクターとなっている。そのほかのキャラクターたちも、個性豊かで、それぞれの個性の掛け合いが、面白さを生み出している。メインキャラクターの4人以外にも、個性が豊かで、少し変わったキャラクターが多い。仏。仏は、このドラマに大きな笑いを生み出す一因である。佐藤二朗さん演じる仏により、ストーリーが少しずつ進んだり進まなかったり…と、ストーリーに重要なキャラクターでもある。出てくるたびに、ヨシヒコたちとの面白い掛け合いが起きる。佐藤二朗の元々のキャラクターが生かされているようにも思える。また、ヨシヒコが、仏を目視するには、日食グラスを使わなければ見えない点は、シュールである...この感想を読む
俳優陣の自由な演技が光るドラマ
中毒性のある独特な世界観「勇者ヨシヒコ」のドラマシリーズはドラクエのパロディドラマです。今までにない、独特な世界観があります。ドラクエの有名なモンスターが冒頭から出てきたり、戦いのシーンがゲームと似ていたりします。ドラクエのパロディですが、ゲームを知らない私でも十分に楽しめるドラマです。パーティが全滅してしまうと全員が棺桶になって教会にテレポートするシーンや、調べ物をするときに建物の中にある壺を割ったりするシーンは本当におもしろいです。このドラマは低予算の冒険劇と謳っているように、小道具などは手作り感満載です。しかし、それがとてもいい味を出していてドラマの魅力の一つになっています。紙でできたモンスターたちが可愛らしく思えます。主人公が仲間を集めて悪者を退治するために冒険をするというシンプルな内容のドラマですが、毎回毎回声を出して笑えるほどの面白さです。冒険で訪れる村ごとに様々な特徴があ...この感想を読む
ほんとすき!でも中身ない!
今までにない作品でゆるすぎるなんだこれは!!!私が最初に思ったことである。こんなゆるいドラマがあったか。こんなテキトーなドラマがあったか。私は驚きとともに笑いを抑えることはできなかった。とにかく手作り感満載なのに、とてつもなくてがこんでるのがこの作品の魅力であると思う。だって、出てくるモンスターダンボールとかで作られてるけど、手抜き感半端ねぇ!と思うけど、めっちゃすげーよ!あんなの小学生が必死こいて作っても作れないよ!原作に愛がある素晴らしい大人じゃないとあんな番組として成立するクオリティは作り出せないと思う。中身ないけど。ストーリーは皆無と言っていいほどだけれども、製作者側の愛をひしひしと感じる作品。大げさすぎるクオリティのオープニングとオープニングだけエグいくらいにカッコイイ。なんでここだけこんなに手がかかってるのか、らこれからなにが起こるんだ!?的な感じでめっちゃくちゃワクワクす...この感想を読む