こころのあらすじ・作品解説
2003年3月31日~9月27日までNHKで放送された浅草を舞台にした連続テレビ小説である。 浅草で生まれ育った「末永こころ」は、祖母と母が切り盛りする老舗の鰻屋の一人娘で、花火師の父とは離れて暮らす。客室乗務員として働くこころは、地域医療を志す医師の「朝倉優作」と出会い結婚する。優作には離婚した妻との子供が二人いたが、子供たちの母として葛藤しながらも一生懸命に生きていく姿が描かれている。しかし、愛する優作の突然の死により、仕事を辞め実家の鰻屋で働きながら子供たちを育てていく。離れて暮らす父との家族の絆、そして花火師との恋模様も見どころとなる。 外国を行き来する老舗女将役の岸恵子や、弟子の花火師役の玉木宏なども活躍しており、平均視聴率21,3%を記録する。 又、ドラマの中で花火大会の映像もあり、家族の気持ちが込められた「八重芯」という伝統的な技も魅力的な演出である。 家族が織りなす心意気を描いた人情ドラマである。