ロング・ラブレター~漂流教室 LONG LOVE LETTERの評価
ロング・ラブレター~漂流教室 LONG LOVE LETTERについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にドラマを観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
ロング・ラブレター~漂流教室 LONG LOVE LETTERの感想
記憶に残る演出
非現実を現実に見せる本作は、学校ごと未来の地球にタイムスリップするというSF物語であるが、注目したいのはきちんと作り込まれた構成のリアリティーである。例えば、本作では未来の地球で生きる人間として、「旧来型の人間」と「新人類」を分けて登場させているが「旧来型の人間」が登場したとき、その人らが話す言語はどのようにするのか、と個人的に注目してみていた。というのも、未来である以上、日本語であろうとなんであろうと言語は何かしら変わっているはずである(千年前の日本語を読むのは現代人にとって難しい)からである。「旧来型の人間」は中国語と日本語が混ざった言語を話していた。政府がなくなり無秩序になればヒトの移動は自由になるのは当然であって、複数言語が混ざり合っている描写がなされていたのは非常にリアルであった。学校ごと未来にタイムスリップするという突拍子もない設定も、こうした細かい作り込みによって本当のことの...この感想を読む