サンキュー先生のあらすじ・作品解説
サンキュー先生は、1980年9月8日からテレビ朝日系列で月曜日に放送されていた日本のテレビドラマである。 原作(原案)は池田一朗で、脚本も4話までを担当していたが、プロデューサーとの対立のために5話以降の制作には関わらず、5話以降は山根優一朗、押川國秋等が担当している。また、池田は隆慶一郎のペンネームで「一夢庵風流記」など多くの小説を発表している。 この作品は、津城第一小学校6年2組の担任が産休となり、代わりに産休補助教員としてやってきた西田敏行演じる石松鈍器と、6年2組の生徒たちとの交流を描いた学園ドラマである。 石松鈍器は、元は大学で国文学を担当する助教授であったが、教授に論文を盗用されたことに怒り、暴力を振るったため辞職させられていた。その後、実家に戻って産休補助教員となった。 このドラマではいじめ問題も取り上げており、事なかれ主義の教員の姿や親子関係の心の闇など、割と深い問題に踏み込んで描かれた。