真珠郎のあらすじ・作品解説
真珠郎は、TBSの「横溝正史シリーズ2」の中で放送された日本のテレビドラマである。この横溝正史シリーズは古谷一行演じる金田一耕助を主人公とした人気シリーズ。 原作は横溝正史の同名タイトル小説で、このドラマの他にも2回スペシャルドラマ化されている。原作では金田一耕助が登場せず、横溝小説のもう一人の探偵・由利麟太郎が主役であったが、このドラマでは金田一耕助が登場するように内容が変更された。また、他の2つのドラマも、主人公は金田一耕助に変更されている。 脚本は安藤日出男、監督は大州齋、主題歌は茶木みやこの「あざみの如く棘あれば」。 この作品は、早川絵美演じる絶世の美少年・真珠郎の周りで起った連続殺人事件に対して、金田一耕助がその事件の解明に挑む物語である。 原田大二郎演じる城北大学の講師・椎名は、同僚の中山仁演じる乙骨三四郎に誘われて信州へ旅行に行くが、その旅行で滞在した鵜藤家を皮切りに次々と起こる奇怪な首なし殺人事件が起こっていく。