夫婦のあらすじ・作品解説
夫婦は、1978年にNHKの「ドラマ人間模様」枠で放送された日本のテレビドラマである。ギャラクシー賞・選奨受賞作品で、最終回の視聴率は38.4%と高視聴率を記録している。 この「ドラマ人間模様」枠は、時代の流れや社会の動きといったことに関係して起こる、様々な人間模様を描き、人間の生き方を深い視点から捉えたドラマを放送していたドラマ枠である。その中には、ノンフィクション作家・澤地久枝の「妻たちの2.26事件」といったドキュメンタリードラマも放送されている。 脚本は、長寿ドラマシリーズ「渡る世間は鬼ばかり」などの脚本で知られる橋田壽賀子。演出は清水満。 このドラマは、定年間近の夫婦が、息子の家庭と同居するべきかといった高齢化社会で起こる老後の問題などを描いた辛口のホームドラマである。 主人公は、芦田伸介演じる高村勝利。その妻・高村伸枝を山岡久乃、勝利と伸枝の長男・高村昭人を村野武範、次男・高村清人を篠田三郎、長女・横井久子を結城美栄子が演じた。