赤い月のあらすじ・作品解説
赤い月は、NHKの「少年ドラマシリーズ」枠の中の作品の一つとして放送された日本の連続テレビドラマである。 原作は、松本清張の『高校殺人事件』である。この原作小説は、「高校上級コース」と「高校コース」に連載された長編推理小説であり、松本清張作品の中では数少ないジュブナイル作品の一つである。脚本は岩間芳樹。 このドラマは、ポーの詩集が好きであった少年が学校裏の沼で無残な死に方をする。その親友の死に疑問を持った少年が、残された詩をもとに親友の死の謎の真相を解明していく物語である。 主人公の高校3年生・羽島謙は高野浩幸が演じた。高野は、同じ少年ドラマシリーズで放送された「なぞの転校生」の主人公・岩田広一を演じて話題となっていた。 他の登場人物たちは、市山貴章演じる同級生の仲間グループの中心で「ノッポ」という愛称で呼ばれており、謎の死を遂げる小西重介、村地弘美演じる仲間グループの一人で大人っぽい井出加奈江、小林妙子演じる仲間グループの一人で活発な性格の坂本信子などである。