誘拐のあらすじ・作品解説
ドラマ誘拐は、1976/03/29～1976/04/30の間、愛のサスペンス劇場の番組内で、連続ドラマとして放送されていた。 愛のサスペンス劇場内では13作目のドラマである。月曜から金曜日までの昼1時30分から三十分間の連続ドラマで、全二十五話である。 主演は佐藤知美。主な出演者に、石山律雄、長谷川誉が名を連ねる。 ストーリーは佐藤知美扮する白血病にかかり、余命幾許もない女が、別れた夫から実の息子を連れ戻そうとして事件に巻きもまれていくストーリーである。奇抜な設定でサスペンスミステリーとしての色が濃く、主演の佐藤知美のスレンダーで妖艶な美貌が光る作品であった。 同枠では、そのほかの作品には松本清張原作のドラマをはじめ、倉本聰、森村誠一といった有名作家の原作のものが多かったが、誘拐は原作がなく、完全オリジナルドラマとして制作された。枠は1977年3月4日終了し、タイトルが女の劇場としてリニューアルされた。
