シルバー仮面の評価
シルバー仮面についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にドラマを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
シルバー仮面の感想
一粒で2度おいしい! 異色の地味作品から正統派明るいヒーローモノ
異色の地味さで後世に残る第一部!本作は第10話までは非常に地味な仕上がりになっている。シルバー仮面は人間サイズであり(ヒーローものではこれを等身大と呼ぶ。等身大という言葉は今日では歌の歌詞などで「自分らしく」とか「無理をしない」といった意味で用いられることが多いがこの当時はほぼ特撮用語として使われていた。)1971年に放送された本作、同年に放送されたのはスペクトルマン、帰ってきたウルトラマン、仮面ライダー、ミラーマンと後世に名を遺す名作ばかり。シルバー仮面も今このようにレビューの対象になっているので、その一角を立派に構成したと言って良いだろう。66年に始まったウルトラQに端を発した怪獣ブームが、マグマ大使、ウルトラマン、ウルトラセブンなどを生み出していったん沈静化し、恐らく制作各社は次のターゲットに狙いを定めていた頃だ。本作の前年の特撮ヒーローものはウルトラファイトの僅か1本、ところが...この感想を読む