漢多太のプロフィール
本名 | 漢多太 |
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よみがな | かんだた |
性別 | 男性 |
国籍 | インド |
住まい | インドから唐、そして日本に |
物語上での目的 | 成仏できずに、犬に憑りつき、琵琶を盗み出す。惚れた女との契と引き換えに琵琶の返還に応じるが、決裂。最終的に、清明によって琵琶に憑く。 |
妻 | スーリヤ |
身分 | 小国の王子から琵琶職人に |
恋をした相手 | 玉草 |
憑いたもの | 犬から琵琶へ |
最後の時 | 盗人に殺される |
陰陽師の他の登場キャラクター
陰陽師の感想
平安時代を幻想的、芸術的に描いた作品
岡崎玲子の幻想的な絵が堪能できる作品岡野玲子はこの「陰陽師」で知った。そして今もそれ以外知らない。それくらいこの作品は彼女の代表作であり、絵柄とテーマがこれ以上ないくらいマッチした作品だと思う。名前の印象から山岸凉子と混同していたのだけど、岡野玲子の絵はおそらくこの「陰陽師」を描くにはこれ以上ないものだと思う。平安時代の闇と光、生きるものと死せるものをこれほどまで芸術的に昇華させることができたのも、岡野玲子の画力の賜物だと思う。平安時代の雅な着物や文化、歌をかわす婦人の面差しなどがまるで絵画のように描かれており、一つのコマについ見入ってしまったりするくらいだった。同じく平安時代を色鮮やかに書き上げた作品では大和和紀の「あさきゆめみし」を真っ先に思い出すと思う。源氏物語の世界が生き生きと描かれたこの作品は、源氏の恋愛がメインのため、どちらかといえば文化よりも当時の男女の機微が多く描かれて...この感想を読む