宮本武蔵のプロフィール
本名 | 宮本武蔵 |
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よみがな | みやもと むさし |
性別 | 男性 |
所属 | 新免無二斎の息子 |
特徴 | 大柄な体躯に人並み外れた腕力と殺気の持ち主 |
価値観 | 「山が師である」 |
特技 | 手先が器用で、山篭りの際に自分で木刀や木彫りの仏像を作ったり、沢庵の頭に悪戯をしたりする。 |
物語上での目的 | 剣の道において天下無双を目指し始める。一流の人物たちとの出会い、数多の戦いを通じ、成長して行く。 |
初名 | 新免 武蔵(しんめん たけぞう) |
13歳の時 | 村に新当流の有馬喜兵衛が挑戦者を募って表れた際に、不意打ちで殺し“悪鬼"と周囲から忌み嫌われ一層孤独を深めた。 |
17歳の時 | 関ヶ原の合戦に西軍方として出陣するも敗戦。合戦場から宮本村に戻る際に関所を破り追っ手の兵や村人を多数手にかけた。 |
バガボンドの他の登場キャラクター
バガボンドの感想
見た者の人生観を変える天下無双の放浪劇
見る人を魅了する圧倒的な描画本作に出会って,私は改めて「漫画」の素晴らしさを実感した。「宮本武蔵」については,これまでも小説やドラマ,映画,漫画など,多くの媒体を通して伝えられてきた。その名前を知らない者は日本にはほとんどいないだろう。ストーリーを伝えるだけなら小説でも良いし,宮本武蔵についての知識は歴代の作品や,文書を見れば分かることであろう。そういう視点で考えると,「改まってバガボンドを見る意味はないのではないか…」と思う人もいるかもしれない。しかし,私はこの意見を真っ向から否定する。「井上雄彦」が描く「バガボンド」という作品は,単に宮本武蔵の人生を説明するだけのものではないのだ。井上雄彦が描く1本1本の線は力強さと繊細さを兼ね揃えており,風景,建造物,人物の細かい表情や心情まで美しく描写している。写実的な画風が時に残酷,あるいは生々しく感じるシーンもあるかもしれないが,それ以上に引...この感想を読む