何がここまで『進撃の巨人』ブームを作ったか
アニメ化を皮切りに、人気が加速した作品もはや『進撃の巨人』について説明はいらないだろう。今やその知名度は漫画ファンの垣根を超えて、世間一般にも認知されるまでに至った。壁の内側に住む人類、人を食う巨人、巨人への絶望的な戦いに挑む兵士たち…。悲壮感漂うこれらのワードを聞くだけで、『進撃の巨人』の面白さの一端が垣間見えるというものだ。別冊少年マガジンで連載していた『進撃の巨人』は、2013年4月のアニメ化をきっかけに、一気に知名度を挙げていった。だが、アニメ化したからといって、その作品が必ずしも面白いものとは限らない。昨今、キャラの認知度も高くないのにコンビニでくじ引き景品として取り上げられたり、有名なお菓子とタイアップするコンテンツが多い。ものによっては明らかに出版社のゴリ推しとわかったりして、ファン以外の客はかえって気持ちが引ける。明らかに客足も中途半端なコンテンツの商品がワゴンセールで半額で...この感想を読む
4.54.5
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