風呂敷を畳めていませんよね…?
CMか何かで飛行機が突っ込んでくるシーンに惹かれて見てみたが、見終わって出た感想は『……えっ、終わり?』だった。 SFディザスター・ムービーと呼ばれる類のもので、さっくり説明するなら「地球がピンチ!」になる話だ。どれだけ地球がピンチなのか、どんな異変が起きているのか見せていく映画の前半はそれなりに楽しかった。暗号のようなものも出てきて、謎の人物の話も加わって、伏線がかなり張られているように思えて、どんなふうに決着をつけるのか、期待感は凄く高まった。 だが、物語の後半は今ひとつ。死亡フラグを自ら立てて突っ込んで案の定死んでしまったり、少し予想はしていたけれど案の定宇宙人が出てきたり。宇宙人を登場させる時は本当に細心の注意を払って頂きたい……アレが出てくるだけで作品がチープになってしまう可能性の方が高いのだから。 結局前半で張り巡らされていた気がした伏線はほぼ回収しないまま、しかもいっそ笑えてしまうようなオチで終わってしまったので、本当に勿体無い。やり方を変えれば、それなりに見応えもあったと思うのだが、前半と後半で別の映画のような印象になってしまった。
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