私のバイブル ミルモでポン!
まずカワイイ!これに尽きます。
妖精のイメージって、もっとこうネバーランドに存在するような小さな人型に蝶々のような羽が生えた…そんなイメージがあるじゃないですか。それがまさかの二頭身!しかもプニプニほっぺのでっぷり体型!なにこれかわいい。しかも初登場シーンがマグカップからコンニチハ。なにこれかわいい。そして、魔法を使うための道具が楽器。なにこれかわいい。魔法の掛け声が「○○(自分の名前)でポン!」。なにこれかわいい。みんなそれぞれ好きなお菓子が決まっている。なにこれかわいい。みんな帽子かぶっててほっぺに柄がついてる。なにこれかわいい。…そう、兎にも角にもこの作品、設定がメルヘンかつ独特な世界観でかわいいのです。原作者である篠塚先生の思考回路かわいすぎんだろ!っていう。
好きなキャラクター
↑で散々妖精かわいいと抜かしておりますが、私がこの作品で好きなキャラクターは安純さんです。普通に人間ですね、ごめんなさい。腹黒くて図太くて自分に素直、そんな人間味が溢れるところが大好きです。あと、黒髪美少女っていう容姿も好き。ミルモでポン!って人間一人につきもれなく妖精一匹(?)ついてくるのでなんだかんだで登場人物は多い作品だと思いますが、基本的には一方通行なんですよね。恋をしている人はみーんな片思い。肝心の結木くんだけが恋をしていないがために上手くまわっている物語だと思います。これで結木くんにまで好きな人がいたら詰むな。そんな中で、私が好きな安純も例外ではなく、結木くんをモノにしようと奮闘しますが基本的に彼が彼女に心変わりするのって魔法にかかっている時だけ。本人はその点について泣くとか悲しむとかそういう素振りを見せず怒るといこの心の強さも魅力的だと思います。最終話を迎える手前、楓と結木くんがめでたくお付き合いを始めた頃にようやく安純にスポットが当たった回がありましたがやはり彼女の心は強いなと感じました。もしかしたら彼女の心の強さは、パートナーであるヤシチのおかげなのかもしれませんね。ヤシチが安純を思って石になる回は本当やばい。ヤシチへの普段の扱いがアレだからこそ、そのギャップがやばい。
楓と結木ってカップルとしてどうなの?
原作もアニメも長年ずっとリアルタイムで追ってきた身ですが、正直この二人って合うのか?なんて思ったりします。だって楓はろくに本も読めない子だし、結木くんは逆に本のことしか頭になさそうな生粋の読書家ですよ。え?この二人いったいなにを話すの?って。ミルモとリルムというにぎやか妖精カップルが近くにいるからこそ成り立つ関係のような気がしないでもないです。個人的には結木くんには楓よりも幼馴染みの読書家仲間森下さんの方が合うのではないでしょうか…初恋補正もありそうだし。そして、楓は松竹くんとの方が合うと思う。彼なら間違いなく楓を幸せにできます。財力で。でもまあなんやかんやで二人は手を繋いだりなんなりしてますので、私がどう思おうが彼は楓のことが好きなんでしょうね。多分そのうち自分は本ばっかりでつまらない人間なんじゃないかと悩む日が来ると思います。そんな思春期迷走する結木くんを見てみたかったな…あまり感情を表に出さないタイプだと思うので、付き合ってからもいろいろと苦労しそうだと思います。そんな時は仲介役のリルムの出番ですかね。
安純と住田くん
なんだかいいお友達になれそうね!そんな感じで付き合うまでもなく終わってしまったこの二人ですけど、男女の友情ってそんな簡単じゃないと思うのです。あの高飛車でわがままな安純をなだめられる住田くんこそ、有力な彼氏候補では?というか安純も安純で彼氏が欲しいのなら気が合うんだしそのまま付き合っちゃえばいいのに…なんて思ってしまうのは私が単なる恋愛能だから?だって少女漫画だよ?住田くんは、結木くんとはまた違うタイプの爽やかスポーツ少年ですが、彼の好青年っぷりが買われてか原作ガン無視のアニメでも登場しましたね。それだけ彼には魅力があるんですよ、きっと。高校生編でこの二人の進展があればいいのに…(残念ながらありません)
勝手に高校生編を妄想してみる
楓と結木くんはめだたくカップルに、ミルモとリルムはめでたく結婚!ダブルハッピーエンドで締めくくった本作ですけど、ミルモ達が妖精界には帰らずにこれまでどおり人間界でパートナーとの暮らしを続けているので高校生編もやろうぜ!となったら案外続けられなくもない終わり方ですよね。エスカレーター式だからみんな同じ高校ですのでこれまでとの変化があるのか微妙なところですけど、最近の少女漫画でよくある付き合ってからの別れの危機!みたいなドロドロした展開も見てみたいです。森下さん再登場でなんだか結木くんと良い感じに…楓ピンチ!別れの危機!?みたいな。単なる願望です。そもそも小学生向けのちゃおでやることではない。
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