頼むから、続編でもアナザーストーリーでも何でも良いから出してくれ・・・と、切に願う作品。
暴れまわる濃いキャラクター達。そして自身の推しキャラは和泉岳!
この作品はヤンキー主役という事もあってか、楽しく面白おかしく、時に格好良くとにかく喧嘩しまくり、暴れまくる感じだ。
登場するキャラクター達も個性豊かに好き勝手に作中で暴れまくるのだ。主人公の足立花や品川大地を始め喧嘩だけにとどまらず、斜め上行く発想でてんやわんやと大暴走する、ちょこちょこラブあり青春ストーリー。
見ているこっちはハラハラというよりは、ほっこりワクワク温かく見守っているうちにいつのまにか引き込まれて行ってしまっていたという感じ。
この色濃いキャラ達の中でも私が特に気に入っているのが和泉岳である。元ゾッキー総長で喧嘩は激烈強いのにどこか抜けてるおバカさん。やたら話が長くてちみちみと細かい男なのだが、品川に負けず劣らず何だかんだで面倒見が良くてお人よし、時々鼻血を出すムッツリスケベ君でなんだかとっても可愛くてついつい注目してしまう。
このキャラのお陰で、いつの間にやら刈り上げオールバックヘア(もちろんオールバックでないバージョンも)にハマってしまった。道行く人やファッション誌、ネットでもついつい見てしまうし、美容院に連れてくにはまだ早い年齢の我が子の髪型は気付けば和泉風カットである。犯人はもちろん私。それくらいこのキャラクターに愛着が湧いてしまったので、彼が特に奮闘する7巻は何度も読み返す程お気に入りになってしまった。
ちなみに他キャラで行くと千葉君は登校拒否以降説得されて初登校した時のロン毛の方が後のツンツンヘアより好きだ。いつの間にか髪型の話になってしまったが、個性豊かな主人公逹を取り巻くキャラ達に加え、話しが進むにつれ更にまた濃いメンツが足されていく。どのキャラクターも不器用で人間臭くて応援したくなる良い奴ばかりなのだ。
ヤンキーなのに行事ごとは全制覇!今日の敵は明日の友的方式で仲間獲得。
ヤンキーである事を一瞬忘れてしまいそうな程、何だかんだで行事出てるよな・・・こいつら(笑)と心の中で突っ込み笑いしつつ、自分も主人公の後ろを一瞬通りすがる同級生のエキストラAになったつもりで、文化祭やら修学旅行やらのエピソードをやんわり楽しむのである。
品川は生半可では居られない性が良い方向に働いて、基本何事も熱い展開になってしまう。しかも誰よりも結局楽しんじゃってるし、そんなだから気付けばいつの間にやら彼の周りにはヤンキー悪友にヲタク友だち、可愛い後輩やら先輩まで盛り沢山になっている。そこもかなり微笑ましい。
少年系漫画によくある、仲間が増えて行くちょっとそわそわウキウキするあの感じである。そういう空気感を楽しみつつ読んでいると、こんなクソ真面目なヤンキーなら友達に居たら楽しいだろうななんて思う。
何かの間違い!?少なくとも後2、3巻分は・・・!!
22巻まで一気に読み進めて、いよいよクライマックス!って感じの雰囲気にこれから色んなフラグやら回収か~と楽しみに思いながら読んでいると、本棚には残りあと1冊?先が23巻しか棚にないのは何故??夫が集めていた漫画のうちのひとつだから、途中で発売日待ちの間に忘れたまま買ってないか、滅多にないけど飽きたのか、それとも連載が途中で止まってる?どう考えても後1巻分ではまとめ切れない要回収フラグたちの量。
続きが出てて旦那の買い忘れなら次読み終えたら即買いに行かないと!くらいに思ってテンション上げながら23巻を最後まで読むと…なんじゃこりゃー!変な汗をかいてしまった。
これで本当に終わり!?最終巻ってこれで合ってるの?別冊に番外編とかあるの?これ最終巻出たのいつ?と、色々な疑問と混乱を頭に抱えながらすぐスマホで検索した。
まさか、本当にこれが最終巻だなんて…しかも出たの結構前だし、続編や番外編も全くなし…マジか。ひと巻前までめちゃくちゃ面白くて先が気になってたのに!いっそ読まなきゃよかった…いや、そんな事はないけども!…と、心の中で一人で会話する程、先を楽しみにしていただけに相当ビックリ、ガッカリ、ショックを受けてしまったのであった。だって序盤からあんなにも要回収のフラグやら布石やらを投じておいて、ほとんど回収せずに終わってしまうなんて、読んでる方も大混乱である。
品川君の想い実るところ見たかったし、知らぬ間に勝手にくっついてる千葉君たちの経緯は?告白デート編的なのとかなし!?花ちゃんのお家柄は?あんなに序盤の最初っからちゃんと布石蒔いてあったのに解決とか、品川君サイドのアプローチとか何か、その辺放ったらかし!?品川君もせっかく大学受かったのに花ちゃんに結局会えず仕舞いで、そのまま卒業して就職って…しかも結構探したみたいなんだけどねって千葉君の語りで吹出1、2個で、そのまま花ちゃんには会えなかったけど一緒に受かったメンバーとそれなりに楽しい大学生活送ったみたいだよ~的な説明…って、そんなんで良いの!?探してる所とかさ、んでいきなり花ちゃん学生に戻って出て来ちゃうし、消化不良にも程がある!!最初から確かに品川君が花ちゃんに振り回される図式ではあったけども、同作者さんの次の某作品内に教師の品川君がちょこっと脇役で出て来たからって、いくら何でもスッキリしなさ過ぎる!惜しい…あんなにワクワクしてたのに、終わり方!!って思った読者さんも少なくないであろう。
実際自身がネット検索した時にも、同じ様な内容を最終巻がリアルタイムで出た当時の質問や嘆きが綴られたものが沢山あった。
私は悔し過ぎて、もう一周受験エピソード手前まで読んでやめるを繰り返している。
ちょっとひねくれた読み方だが、さも次巻が出るのを待っている間かの様に…そんな読み方でもやっぱり面白くて何度も読んでしまうのである。今でも番外編なり何なりを突然出してくれはしまいかと淡い期待をひっそり抱いているのである。
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