中途半端なSF - 安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~の感想

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安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~

3.753.75
映像
4.00
脚本
3.75
キャスト
4.75
音楽
3.75
演出
3.50
感想数
2
観た人
4

中途半端なSF

3.03.0
映像
3.5
脚本
3.0
キャスト
5.0
音楽
3.0
演出
2.5

目次

ワケ分からん

まさかこんなにもつまらないとは思ってもいませんでした。大体、なぜ沫嶋黎士は未来から来たアンドロイドに殺されたんでしょう?優秀な化学者なんていっぱい居るし、なにもワザワザ過去まで来て彼を殺す理由はなかったはずです。もし本当に彼の存在が邪魔だったら、もっと過去に戻れば良かったんです。それに、天才だけど変わり者なんて、そんなキャラクターは掃いて捨てる程居ます。現に以前木村さんが主演されていたドラマも、確か変わり者の脳化学者でしたよね?ロイドとの差別化を狙ったのでしょうが、ハッキリ言ってこの手のキャラクターは見飽きました。それに、ロイドにしてもおかしくありません?そもそも感情がないんだったら痛みも感じませんよね。それなのに、ロイドは痛みも感じれば血も出ます。いっその事、サプリみたく感情をインストールしてもらえば良かったのに、なぜでしょう?それに、なぜ名前がロイドなのかも分かりません。別に「レイジ」でも良かったんじゃないでしょうか?ましてや黎士の妹の七瀬が多重人格?未来で美少女型アンドロイドを作った?更になぜかその美少女型アンドロイドが警備用アンドロイドのボス?もう訳が分かりません。よほど知能が高い方なら分かるのかもしれませんが、私は自分で言うのもなんですが凡人です。凡人にも分かるように説明して欲しいです。そして、最大の謎はあの最終回です。海底でメモリーチップとなったロイドは、百年と言う長い年月を過ごします。そして、偶然にも発見されて解読され、再び麻陽の前に現れます。そして、メモリーを抜いた身体にデータをインストールして去って行く。目覚めた黎士は自分の考え通りと喜ぶ。ん?喜ぶ?だって、偶然発見されたんですよ?もし発見されなかったらどうするんでしょう?それに、黎士の身体って人間のままなんですか?もう、いろんな事が訳が分からないまま終わってしまいました。もっと視聴者がついていける内容にして欲しかったです。

SFと言うよりアクションもの

何か、映像的にも想像と違いました。確かに、サプリが机の引き出しからニョキッと現れたり、ロイドをやや乱暴な方法で治療したりするシーンは面白かったですが、もっといろんな事が出来たはずです。なぜ、肉弾戦が多いのでしょう?もっと高度な武器とかはなかったんでしょうか。確かに、アクションシーンは凄かったです。でも、これじゃあSFと言うよりはアクションものですよ。一応、アンドロイドなんだからもっと人間では出来ないような戦闘シーンが見たかったです。ロイドと彼の妹と名乗るアンドロイドの最終対決だって、やっぱりただのアクションものでした。せいぜいサプリの存在が唯一、「ああ、これってSFものなんだ」と認識させてくれるだけで、他のシーンを考えると無理してこういう設定じゃなくても良かったな。と、思います。それなのに、このドラマがヒットした理由は、単純に出演者が豪華だからです。木村拓哉さんが出るというだけで、視聴者は安泰です。かくいう私も、木村拓哉さんの熱狂的なファンで、木村さんが出ているから見ていただけです。それに、柴咲コウさんといえば、木村さんとの共演経験もあったので注目度はそれだけで充分でした。更に、サプリ役の本田翼さんに、AKBのセンターを務めた大島優子さん。彼女達が出ていれば、視聴率は間違いありません。そして、このドラマのコンセプトと設定協力として、あの庵野秀明さんが参加されているのです。もし、これだけの豪華な出演者とスタッフがいなかったらこのドラマはどうなっていたのでしょうか?そう考えると、いかに今のドラマがタレント頼りなのかが分かりますよ。理想としては、無名の俳優達だけでも面白いドラマが出来るという事です。

映画の方が良かったな

そもそも、この話をテレビドラマでする必要はあったのでしょうか?テレビシリーズにするから無理も掛かるし、予算も足りません。もし、映像化するんだったらやっぱり映画でしょう。映画だったら、2・3時間で終わらせる事は出来るし、予算も集まります。内容によってはドラマ向きのものと映画向きのものがあります。『安堂ロイド』の場合は完全に後者でした。そう思うと、かなりもったいない作品でした。例えば、木村拓哉さんが主演されたヒットドラマに『HERO』があります。このドラマは逆にテレビシリーズ向きでした。映画になると途端に魅力的ではなくなったからです。個性的なキャラクターや、人情を絡ませるような内容だったら、長期に渡ってその魅力を伝える必要があるし、逆に大きなテーマが舞台となっている作品の場合には、多額の制作費をかけて、手短にした方がその作品の魅力は伝わりやすいのです。どんな理由でテレビシリーズになったのかは分かりませんが、もし、この作品が映画だったら良かったのにな。と、DVDを見返す度に思います。

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SFで描く素粒子の世界からのメッセージ

「俳優・木村拓哉」の魅力賛否両論のドラマだったようだけど私的にはド・ハマりしたドラマだった。ポイントはたくさんあるけど何よりもまずは、主演のキムタクについて語りたい。私はこのドラマで初めて、「俳優・木村拓哉」を感じた。「木村拓哉はどの役をやっても「キムタク」だから・・・」という見方は結構聞く話。私も今までは比較的同感だった。キムタク主演のドラマは結構見てきて、それぞれの役どころに微妙な差異はあれど、やはり「キムタク」の枠を超えたと感じる作品に出逢えることはなかった。でも、このドラマは違った。天才物理学者の「レイジ」と、アンドロイドの「ロイド」の二役なのだけど、特にこの、「レイジ」役に「役者・木村拓哉」を感じた。物理学においては天才、でも、なんかいちいちザンネン、と生徒たちからも評される「レイジ」。理系の天才にありがちな、オタク臭と独特の喋り方、振る舞い、雰囲気・・・このキャラクターの演...この感想を読む

4.54.5
  • たまこたまこ
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